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NBAオールスター2020の”名場面10選”

シカゴで開催された2020年のNBAオールスターも、様々な意味で人々の印象に残ったのではないでしょうか。

劇的な結末を迎えた場面もあれば、論争を生んだ場面、心に響くような場面もあったはずです。

ここでは、そんな2020年のNBAオールスターで起きた”名場面10選”を振り返っていきましょう。

最初の『コービー・ブライアントMVP賞』はカワイ・レナード

41歳という若さでこの世を去ったNBAのレジェンドであるコービー・ブライアントに哀悼の意を捧げるため、今年からオールスターゲームのMVPの名称は『コービー・ブライアントMVP賞』に変更されました。

そして、最初にその賞を受賞したのは、30得点、7リバウンド、4アシストを記録したのカワイ・レナード(ロサンゼルス・クリッパーズ)でした。

レナードはトロフィーを受け取った後、ブライアントへ感謝の言葉を残しています。

「会話やワークアウトなど、コービーが僕のためにしてくれた全てのことに感謝したい。ありがとう。この賞は彼に捧げるよ」

世界中が息を飲んで見守ったフリースロー

今年のオールスターゲームの第4クォーターは新フォーマットの適用もあったことで、過去最高の一つとも呼べるほど白熱した戦いが繰り広げられていただけに、最後にフリースローで終わったということは少しばかり心残りがあるかもしれません。

ただ、決勝点のフリースローを放ったアンソニー・デイビスは、1本目を外すことでドラマを生み出してくれました。

世界中の誰もが、デイビスのフリースローを息を飲んで見守ったことでしょう。

ヤニス・アデトクンボが、レブロン・ジェームズをブロック!

レブロン・ジェームズが引退を決断した時、”NBAの顔”を引き継ぐのはヤニス・アデトクンボで間違いないことが証明されたかもしれません。

オールスターの舞台で、それも互いが全力を尽くして一進一退の攻防を繰り広げる第4クォーター終盤で、アデトクンボはジェームズのレイアップを、長い腕を伸ばしてブロックして見せました。

最初の判定はゴールテンディングでしたが、あまりにも判定が困難であったためリプレイでレビューされ、最終的に歴史的なブロックに覆ることとなりました。

ジェニファー・ハドソンの熱唱

https://www.youtube.com/watch?v=9UiHersOp_g

オールスターの試合だけが、特別なわけではありません。

グラミー賞を受賞した歌手のジェニファー・ハドソンは、レジェンドのコービー・ブライアントを追悼するため、ブライアントの映像が流される中で熱唱し、人々の涙を誘いました。

それはパワフルで、美しく、そして完璧なものでした。

論争を生んだスラムダンクコンテスト

マイアミ・ヒートのデリック・ジョーンズJr.が、オーランド・マジックのアーロン・ゴードンを下して優勝した2020年のスラムダンクコンテストは、良い意味でも、悪い意味でも、記憶に残るコンテストとなりました。

ジョーンズJr.とゴードンのパフォーマンスが、どちらも素晴らしかったのは言うまでもありません。

しかし、ジョーンズJr.が決勝ラウンドの延長2回目で48点を記録した後、ゴードンは226cmのタッコ・フォール(ボストン・セルティックス)を飛び越えるダンクを披露したにも関わらず、47点で優勝を逃したことで、審査員の採点に多くの非難が集まりました。

審査員は両者が同点になることを計画していたはずが、誰か一人のミスによってジョーンズJr.が勝利したと主張しており、その後、ミスを犯した人物は昨シーズンにジョーンズJr.とチームメイトであったドウェイン・ウェイド氏ではないか…という論争も生まれています。

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母へ贈るトロフィー

マイアミ・ヒートのバム・アデバヨはスキルズチャレンジで優勝することで、現代のビッグマンがユニークなスキルを備えていることを証明しました。

ただ、彼のより印象的な場面はその後にあります。

アデバヨはインタビュールームで、自身を育ててくれた母親にスキルズチャレンジの優勝トロフィーを贈りました。

コモンの選手紹介

今年のオールスターゲームの選手紹介は、ラッパー兼俳優のコモンが務めました。

彼の選手紹介は、韻を踏んだオシャレなものだったことに気付いたでしょうか?

クリス・ポールのアリウープ

https://youtu.be/NbOQero5Uu8

クリス・ポールのクイックネス、インテリジェンス、そしてディフェンスの素晴らしさは、既に誰もが知っていることです。

しかし、ポールがリムより上でプレイしているのを見る機会は滅多にありません。

アリウープに関しては、彼がパスを出す可能性の方がずっと高いですが、一夜にしてその印象は覆されました。

ルカ・ドンチッチ&トレイ・ヤングのハーフコートショット

2018年のドラフトで互いにトレードされて以降、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)と、トレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)は、互いに比較され続けるライバルとして描かれています。

信じられないことに、その関係の深さはオールスターでも見ることができました。

ライジングスターズで前半終了間際にドンチッチがハーフコートからショットを沈めた2日後、オールスターゲームでヤングが前半終了と同時にハーフコートからショットを沈めることを、誰が予想できたでしょうか?

バディ・ヒールドのウィニングショット

3ポイントコンテストの決勝ラウンドで、最後の1本で勝敗が決まる場面は滅多にありませんが、サクラメント・キングスのバディ・ヒールドはそれを披露してくれました。

フェニックス・サンズのデビン・ブッカーを1本差まで追い詰めたヒールドは、残り2本のうち1本目を外したものの、最後の1本を沈めることによって王者に輝きました。

3ポイントコンテストは、時に激しい戦いよりもスキルの誇示になることがありますが、今年はその両方だったと言えるでしょう。

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