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オールスターゲームの新フォーマットを選手たちはどのように感じたか

今年のオールスターゲームは新たなフォーマットの導入によって、ファンが求めているような白熱した戦いが繰り広げられたと言えるでしょう。

第3クォーター終了時点で最終到達スコアは157点に設定され、チーム・レブロンは時間無制限の第4クォーターに9点差を追い上げ、最終的に157-155で勝利を収めました。

この試合を観たファンたちの印象は概ね好意的であったように感じますが、実際に新フォーマットの中でプレイした選手たちはどのように感じたのでしょうか?



新フォーマットの感想について最初に述べたのは、チーム・レブロンのキャプテンであるレブロン・ジェームズでした。

「新しいフォーマットだったから、何が起こるのか僕たちも分からなかった。だけど、第4クォーター全体を通して、みんなが”すごく楽しかった”と感じている。楽しめたよ」

チーム・レブロンのクリス・ポールは、NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏に今回のフォーマットを提案した最初の選手であり、彼も今年のオールスターゲームを楽しめたようです。

「このリーグの良いところは、常に何かを加えたり、新しいことに挑戦しようとしたり、ファンが何を好むか理解しようとしているところだ。

これ(新フォーマット)は、僕がアダムに持ち込んだアイデアだった。ありがたいことに、僕たちはそれを試すことができて、試合中や試合後に、選手たちにどのように楽しめたか聞いてみた。だから、あなたたちも彼に(新フォーマットの感想を)尋ねてほしい」

オールスターMVPに輝いたカワイ・レナードは、試合がフリースローによる得点で終わったことに対する批判を鎮めながら、新フォーマットを楽しめたことを語りました。

「それも得点だから、試合を通じてフリースローを取り除くことはできない。相手は最後の6~7本をフリースローで終えた。その得点も減らしたいということなのかな?

ただ、新しいフォーマットは良かったよ。僕はその第4クォーターを楽しいと感じたね」

新フォーマットを楽しいと感じたのはファンや選手に限らず、コーチも同様であり、チーム・ヤニスで指揮を執ったニック・ナース・ヘッドコーチは次のように語っています。

「とても面白かったし、とても楽しかった。各クォーターごとに、コーチングの観点から見ると楽しかった。ただ、最初の段階で笛がそれほど鳴らなかったのは、少し問題があったかな。

合計スコアは、第1クォーターの時には劣っていたけど、あまり離されないようにするためには、その差を縮め続ける必要があると思った。そして逆転した時は、リードを広げていき、第4クォーターで同じように優位に立とうと伝えたよ。

それから、最後は本当に素晴らしかった。会場の誰もが立ち上がったまま、我々のポゼッションを見ていたんだ。ディフェンスでは抑えるのが難しかったし、オフェンスでは開始することも難しかった。最初のパスでさえディナイされていたからね。プレイオフを戦ったような感じで、本当にクールだったよ」



もちろん、新フォーマットの中にもまだ改善すべき点はあるかもしれませんが、全体を通して見れば、2020年のオールスターゲームは成功に終わったと言えるのではないでしょうか。

新フォーマットを今後のオールスターゲームでも採用できると思えるぐらい、最高に楽しい試合でした。

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