2019年のNBAドラフトにはザイオン・ウィリアムソンといった絶対的な全体1位指名候補が存在していましたが、2020年のドラフトには「絶対」と言い切れるような全体1位指名候補はいません。
当然、それは全体1位指名候補に相応しい存在がいないというわけではなく、チームのニーズによって指名する選手が変わる可能性があるという意味です。
新型コロナウイルスの影響でシーズンのみならずドラフトの延期も予想されますが、今のうちに2020年のNBAドラフトにおける全体1位指名候補の”長所”や”短所”を知っておくに越したことはないでしょう。
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目次
アンソニー・エドワーズ
基本情報
項目 | 詳細 |
ポジション | SG |
出身 | ジョージア大 |
身長 | 約190cm |
体重 | 約102kg |
長所
- 長さと爆発力を兼ね備えたガードで、特にトランジション時は止めるのが困難。最初の一歩が強力なほか、ペイント内での接触にも強い。
- ボールを持っていると興味をそそられるスコアラー。ディフェンスが下がった瞬間にプルアップで3ポイントシュートを打つことも、強さと爆発力を活かしてリムに到達することもできる。
- 強さ、長さ、クイックネスを活かすことで、NBAレベルのマッチアップでも通用するロックダウンディフェンダー。
短所
- 判断力は改善の余地あり。身体能力を活かしてリムに到達するより、タフな状況でジャンパーを打つ傾向がある。
- ペリメーターからのショット精度に難あり。ジョージア大では237本の3ポイントシュートを放ち、成功率は29.1%。
- 自制心に欠ける選手。時には完全な棒立ちになることも。
ラメロ・ボール
基本情報
項目 | 詳細 |
ポジション | PG |
出身 | イライワ・ホークス(NBL) |
身長 | 約200cm |
体重 | 約86kg |
長所
- 6フィート7インチ(約200cm)とサイズのあるポイントガード。創造性、直感的な識別力、落ち着きといったものを兼ね備えており、ユニークな視点から試合をコントロールすることができる。緩急をつけたプレイのほかにも、ピック&ロールから両手であらゆるパスを捌けるボールハンドラー。
- エネルギーを使ってプレイしている時は、サイズ、クイックネス、直感が素晴らしいため、十分なディフェンダーになれる可能性がある。また、ガードの選手としては優れたリバウンダー。
- 1巡目指名されるであろう選手の中で最年少(18歳)の一人。
短所
- キャリアを通じて効率的な得点に苦労している。2ポイントシュートの成功率は46%、3ポイントシュートの成功率は25%。
- ドリブルから相手を振り切る爆発力が無く、フィニッシュもフローターや難しいショットになりがち。
- 基本的にはあまり良いとは言えないディフェンダー。頻繁にボールから離れることもあれば、スクリーンの対処に苦労することも。仕事に対する倫理観や、集中力を批判されることもある。
ジェームス・ワイズマン
基本情報
項目 | 詳細 |
ポジション | C |
出身 | メンフィス大 |
身長 | 約215cm |
体重 | 約108kg |
長所
- シューズを履いた状態で7フィート(約213cm)、250ポンド(約113kg)を超える規格外のアスリート。爆発力とパワーを活かしてコートを走り回ることも、リム周辺で脅威となることもできる。
- ボディコントロールが優れており、ピック&ロールのフィニッシャーとして機能する。また、フットワークを活かした創造性も持ち合わせており、3ポイントシュートも打てる。
- リーチ、タイミング、スピードによって、脅威的なリムプロテクターとなり、優れた敏捷性でペリメーターディフェンスでのスイッチにも対応できる。
短所
- ディフェンス面で、特にピック&ロールで直感力や認識力に欠け、ファウルにかかりやすい。
- ペイント内で自身の能力を活かすことより、ペリメーターで自身のスキルを証明することに専念している。
デニ・アブディヤ
基本情報
項目 | 詳細 |
ポジション | SF |
出身 | イスラエル |
身長 | 約205cm |
体重 | 約97kg |
長所
- パワーフォワードもプレイできるようなサイズでありながら、ポイントガードのようなボールハンドリング、プレイメイキングのスキルも持っており、ピック&ロールを最大限に活用している。一度コートに足を踏み入れれば、オフェンス面で積極性を見せる選手で、タフさ、競争力、威圧感をもたらすことができる。
- プロレベルでオフボールの動きも習得済み。優れたカッターで、副次的なプレイメイキングもこなせる。
- ディフェンス面で大きな成長も。パスコースに入ることもあれば、ブロックも少なくなく、リバウンド能力も良い。
短所
- 3ポイントシュート成功率32%、フリースロー成功率58%と、シューティングに関しては一貫性が無い。
- 単独でシュートを決めたり、オープンコートでプッシュしたり、ピック&ロールに関して、今シーズンはあまり多くのことが求められなかった。
- 立ち止まった状態からオフェンスを仕掛けがちで、ドリブルやハンドオフでフィニッシュに誘われた場合は、動きがはるかに制限される可能性も。
オビ・トッピン
基本情報
項目 | 詳細 |
ポジション | PF |
出身 | デイトン大 |
身長 | 約205cm |
体重 | 約99kg |
長所
- 堅実なサイズと爆発力、大きな手を持つ、大学バスケットボールで最も効率的なトランジションフィニッシャーの一人。ピック&ロールなどからのアリウープも脅威。
- オフェンス面のスキルは多彩で、3ポイントシュートもポストフックもできる。ダブルチームにもかなり上手く対応できる。
- 限られてはいるものの、ディフェンス面の直感力もかなり鋭いものがあり、ピンチの際にはリムプロテクターとして機能することも。シーズンのほとんどをセンターとして過ごしてきただけに、ブロックのタイミングも理解している。
短所
- ディフェンス面の汎用性に難あり。横方向の移動が重く、方向転換もあまりうまくできない。また、他の選手を上回るような積極的なリバウンダーでもない。
- ペリメーターでのプレイを洗練したストレッチ4とは言い難い選手。センターとして起用されることによって、彼のスキルは脅威をもたらしてきた。
- NBAではディフェンス時もペイント内に留まり続けることができないため、大学バスケットボールとの変化に順応できるかどうか。22歳とやや年齢が高いのも懸念。
【投票】
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- ジェームス・ワイズマン 46%, 116 票116 票 46%116 票 - 46%
- アンソニー・エドワーズ 32%, 80 票80 票 32%80 票 - 32%
- ラメロ・ボール 10%, 25 票25 票 10%25 票 - 10%
- オビ・トッピン 10%, 25 票25 票 10%25 票 - 10%
- その他 1%, 3 票3 票 1%3 票 - 1%
- デニ・アヴディア 1%, 2 票2 票 1%2 票 - 1%
全体の票数: 251票
2020-05-18 4:47
- 2020-06-18 0:00
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