8月25日(日本時間26日)に行われたユタ・ジャズ対でデンバー・ナゲッツのプレイオフ1回戦の第5戦は、ナゲッツのジャマール・マレーが後半の33得点を含む計42得点、8リバウンド、8アシストを記録し、ナゲッツが117-107でジャズに勝利しました。
『ESPN』のオーム・ヤングミスク記者によれば、第4戦でジャズに王手をかけられた中での23歳のポイントガードの大きな働きに、ナゲッツのマイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)は称賛せずにはいられませんでした。
「若い選手が大舞台でスーパースターに変貌している。彼を誇りに思うよ。ジャマールはその瞬間を利用していて、恐れていない。ジャマールが居なければ得点だけでなく、勝利への姿勢や自信もなかった」
『ESPN Stats & Information』によれば、過去20年間のプレイオフにおいて、シリーズ敗退が懸かった状況で後半だけで33得点を記録したのは2015年のラッセル・ウェストブルックと、2018年のジェームズ・ハーデンのみです。
MVP受賞者たちに匹敵するパフォーマンスは、チームを勝利に導くのに十分なものだったと言えるでしょう。
ジャズのドノバン・ミッチェルや、ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチといった若い選手が今年のプレイオフで才能を発揮していく中で、マレーも遅れを取るまいと結果を出し続けることに集中しています。
マレーは「若くて才能のある選手がたくさん居る」と語りました。
「このリーグには支配的になれる選手がたくさん居て、プレイオフに出場できていないチームの中にもそういった選手は居る。誰もが言っているけど、このリーグは才能に恵まれているんだ」
ナゲッツは依然としてこのシリーズを2勝3敗とリードされており、28日(同29日)の第6戦に勝利できれなければシーズンを終えることになります。
才能溢れるプレイオフの中で、マレーはもう一度自身の才能を輝かせることができるか注目しましょう。