オーランド・マジックは8月29日(日本時間30日)に行われたミルウォーキー・バックスとのプレイオフ1回戦の第5戦に118-104で敗れ、今年のプレイオフから姿を消すことになりました。
マジックにとって不運だったのは、主力選手やローテーションプレイヤーの相次ぐ離脱によって、優勝候補の一角とされるバックスと十分に競い合うチャンスが得られなかったことでしょう。
最も痛ましかったのは、8月2日(同3日)に起きたジョナサン・アイザックの左ひざ前十字靭帯断裂でした。
その2日後にはマイケル・カーター・ウィリアムズが左足の腱を痛め、翌日にはアーロン・ゴードンがハムストリングの負傷で離脱しました。
さらに、モー・バンバも新型コロナウイルス感染後の包括的な検査によってチームを離れる必要があったほか、アル・ファルーク・アミヌも1月に半月板断裂の手術で離脱を余儀なくされていました。
『The Athletic』のジョシュ・ロビンス記者によれば、マジックのスティーブ・クリフォードHC(ヘッドコーチ)は第5戦に敗れた後、「トレーニングキャンプの初日は、これまでと全く異なるチームになることを思い描いていた」と、彼らの離脱を惜しむコメントを残しています。
「アーロンやジョナサン、(アル)ファルーク(アミヌ)を起用して、ディフェンス面で優れたチームになることを想定していた。だが、今夜はコートに誰も居なかった。バブルだけでなく、怪我による不運にも見舞われてしまった」
「優勝候補のミルウォーキーに対し、我々は適切なアプローチで粘ることができた。第3戦以外は、いずれも勝利する機会があった」
もしマジックが完全に健康なロスターを持っていたならば、第2戦からの4連敗もどこかで止めることができたのかもしれません。