マイアミ・ヒートは9月8日(日本時間9日)に行われたミルウォーキー・バックスとのカンファレンス準決勝第5戦に103-94で勝利し、カンファレンス決勝進出を一番乗りで決めました。
しかし、ヒートのジミー・バトラーは、まだ自分たちのパフォーマンスに満足していないようです。
「48分間を通じて完璧なプレイはやれていないと思う。それをやることを望んでいるんだ。最初から最後まで集中してプレイできれば、試合はもっと楽になると思う」
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第5戦で17得点、10リバウンド、6アシストを記録したバトラーは、キャリアで初めてチームをカンファレンス決勝に導いたことについて「大きな意味を持つ」と言いましたが、それは彼やチームの最終的な目標ではないと付け加えました。
「カンファレンス決勝進出が最終的な目標ではない。勝ちたいし、優勝したい。それが僕たちのこだわっていること。これからの8勝は、これまでの8勝よりも難しくなるだろう。それを理解した上で、僕たちの準備はできている」
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ヒートがカンファレンス決勝へ進出するのは、レブロン・ジェームズやドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュらがチームを牽引していた2014年以来初めてのことです。
当時からヒートの指揮官を務めていたエリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)は、カンファレンス決勝が最終的な目標でないことを認めつつ、そこまでたどり着くことの難しさについても語りました。
「カンファレンス決勝へ進むのは簡単なことではないし、我々の組織はそれを知っている。我々はカンファレンス決勝に戻ろうと必死だったよ。これが最終的な目標ではない。
だからジミー・バトラーや、アンドレ(イグダーラ)やジェイ(クラウダー)といったベテランを加え、ゴラン(ドラギッチ)とバム(アデバヨ)を中心に、若い主力選手を保持しながらプレイオフで何かを果たそうとしたんだ」
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今季のサプライズチームの一つと呼ばれるヒートの快進撃は、依然としてとどまるところを知りません。
2年連続でリーグ最高勝率を記録してきたバックスを撃破した今、彼らが見据える最終的な目標である優勝も、決して夢物語ではなくなっています。
バトラーが言ったように、ヒートが試合を通じて完璧なパフォーマンスを続けた時、彼らの優勝は今よりもさらに近づくことになるでしょう。