2000年以降で最も選手の質が高かったドラフト年は?

今年、22年間の現役引退を表明したビンス・カーターを除けば、今季のNBAでプレイした選手は全員が2000年以降にNBA入りを果たした選手であることをご存知でしょうか?

カーターは1998年にNBA入りを果たした選手であり、彼に次いで今季のNBAでプレイした年長者はジャマール・クロフォードで、彼は2000年に全体8位でドラフト指名されています。

つまり、今後のNBAは完全に2000年以降の選手のみで構成されることになります。

では、2000年以降の20年間で最も質の高い選手が集まったとされるドラフト年はいつでしょうか?

何が成功で、何が失敗であるかを判断する基準は無限にあるため、厳密言えば、その年のドラフトの質を比較してランク付けをするのは不可能なことです。

したがって、ここではオールスター経験や優勝経験はもちろんのこと、比較的長くNBAでプレイした年数などにも着目し、ランク付けをしてみることにしましょう。

ただし、近年のドラフトがここに入ることがないことに留意してください。

ベン・シモンズやジェイソン・テイタムを輩出した2016年や、ルカ・ドンチッチやトレイ・ヤングを輩出した2018年のドラフトは確かに華やかさがありますが、彼らのキャリアはまだ発展途上にあるためです。

5位:2008年

オールスター経験のある選手

指名順選手回数
1デリック・ローズ3
4ラッセル・ウェストブルック9
5ケビン・ラブ5
10ブルック・ロペス1
15ロイ・ヒバート2
35ディアンドレ・ジョーダン1
45ゴラン・ドラギッチ1

その他の主な選手

指名順選手
6ダニーロ・ガリナリ
7エリック・ゴードン
9DJ・オーガスティン
18ジャベール・マギー
24サージ・イバカ
26ジョージ・ヒル

最も注目すべき点は、やはりMVP受賞経験を持つデリック・ローズ(2011年)とラッセル・ウェストブルック(2017年)が居ることでしょう。

彼らを含む7人もの選手がオールスター経験を持ち、そのうちディアンドレ・ジョーダンとゴラン・ドラギッチは2巡目指名から開花した選手です。

その他にも、ジャベール・マギーやサージ・イバカといった優勝経験者や、ダニーロ・ガリナリやジョージ・ヒルといった主力選手も複数人を輩出しました。

4位:2001年

オールスター経験のある選手

指名順選手回数
2タイソン・チャンドラー1
3パウ・ガソル6
10ジョー・ジョンソン7
19ザック・ランドルフ2
25ジェラルド・ウォーレス1
28トニー・パーカー6
31ギルバート・アリーナス3
38メメット・オカー1

その他の主な選手

指名順選手
6シェーン・バティエ
13リチャード・ジェファーソン

全体1位指名のクワミ・ブラウンこそ期待外れの結果に終わったものの、全体2~10位までに指名されたタイソン・チャンドラー、パウ・ガソル、シェーン・バティエ、ジョー・ジョンソンだけで計14回のオールスター出場、計5回の優勝経験があったことは見逃せません。

トニー・パーカーは2018年まで18年間に渡ってNBAでプレイし続け、6度のオールスター出場や4度の優勝、4度のオールNBA選出経験を持っているほか、3度のオールスター出場やオールNBA選出、2003年には最優秀躍進選手賞(MIP)を受賞したギルバート・アリーナスが2巡目指名であることからも、この年のドラフトの質の高さが伺えるでしょう。

3位:2009年

オールスター経験のある選手

指名順選手回数
1ブレイク・グリフィン6
3ジェームス・ハーデン8
7ステフィン・カリー6
9デマー・デローザン4
17ドリュー・ホリデー1
19ジェフ・ティーグ1

その他の主な選手

指名順選手
4タイリーク・エバンス
5リッキー・ルビオ
21ダレン・コリソン
26タージ・ギブソン
42パトリック・ベバリー
46ダニー・グリーン
55パティ・ミルズ

最も目を引くのは、全体10位以内までに指名されつつ複数回のオールスター選出を果たしているブレイク・グリフィン、ジェームス・ハーデン、ステフィン・カリー、デマー・デローザンでしょう。

このうちカリーは2度(2015年、2016年)、ハーデンは1度(2018年)のMVPに輝いています。

そのほか、ロッタリー(全体14位)までに指名されなかった選手でもドリュー・ホリデーやジェフ・ティーグ、ダレン・コリソンといったタレントを輩出しており、2巡目でも特にパトリック・ベバリー、ダニー・グリーンは、今もチームの主要選手の一人として活躍を続けています。

2位:2011年

オールスター経験のある選手

指名順選手回数
1カイリー・アービング6
9ケンバ・ウォーカー4
11クレイ・トンプソン5
15カワイ・レナード4
16ニコラ・ブーチェビッチ1
30ジミー・バトラー5
60アイザイア・トーマス2

その他の主な選手

指名順選手
3エネス・カンター
4トリスタン・トンプソン
5ヨナス・バランチュナス
14マーカス・モリス
19トバイアス・ハリス
42ダービス・ベルターンス

全体1位指名のカイリー・アービングから、15位のカワイ・レナード、30位のジミー・バトラー、さらには60位のアイザイア・トーマスまで、文字通り上から下までタレントが溢れているのは衝撃的と言わざるを得ません。

これだけのスター選手を輩出しているにも関わらず、その他にもヨナス・バランチュナスや、トバイアス・ハリスといった一時はオールスター級の評価を得た選手も輩出しているため、2011年がタレントの豊富な年であったことを疑う余地はないでしょう。

1位:2003年

オールスター経験のある選手

指名順選手回数
1レブロン・ジェームズ16
3カーメロ・アンソニー10
4クリス・ボッシュ11
5ドウェイン・ウェイド13
6クリス・ケイマン1
18デビッド・ウェスト2
29ジョシュ・ハワード1
47モーリス・ウィリアムズ1
51カイル・コーバー1

その他の主な選手

指名順選手
7カーク・ハインリック
12ニック・コリソン
27ケンドリック・パーキンス
28リアンドロ・バルボサ
42ザザ・パチューリア

この年のドラフトで全体1位指名を受けたレブロン・ジェームズは、今や歴代最高の選手の一人と称されるまで偉大になりました。

しかし、注目すべきはジェームズだけではないでしょう。

他にもカーメロ・アンソニーやクリス・ボッシュ、ドウェイン・ウェイド、デビッド・ウェスト、カイル・コーバーなど計9人のオールスター選手を輩出しており、これはアレン・アイバーソンやステフォン・マーブリーらが輩出された1996年のドラフト以来最多の数字です。

また、驚くべきことにトップ5に入った選手――ジェームズ、アンソニー、ボッシュ、ウェイドだけで、オールスター出場回数は計50回を超えています。

2003年のドラフトは、スター性、質の高さ、総合的なインパクトといった点において、他ではない形で将来のNBAを形成する大きな役目を果たしたと言ってもよいでしょう。


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