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3勝1敗から巻き返されるも、ポール・ジョージは「まだ支配的な立場にある」

ロサンゼルス・クリッパーズはデンバー・ナゲッツとのカンファレンス準決勝を3勝1敗とリードしていましたが、第5戦に敗れた後、9月13日(日本時間14日)に行われた第6戦でも111-98で敗れ、今やシリーズタイに戻されています。

しかし、クリッパーズのポール・ジョージは「ポジティブに捉えている」と、自分たちがまだ自信を失っていないことを語りました。

「僕たちはまだ支配的な立場にある。パニックには陥っていないさ。第7戦がある」

ESPN

「対戦相手を最大限にリスペクトしているけど、僕たちにはチャンスがあるし、勝ち目もあると思う。このシリーズを勝ち切るのは自分たちの責任だ」

ESPN

特にクリッパーズにとって深刻な問題は、第5戦では最大16点、第6戦では最大19点のリードを逆転されていることでしょう。

これは、クリッパーズのカンファレンス決勝進出が目前に迫っていた、2015年のヒューストン・ロケッツとのカンファレンス準決勝第6戦と酷似しています。

当時も、クリッパーズは最大19点のリードを逆転され、その後の第7戦でも敗れたことによって、球団初のカンファレンス決勝進出は叶いませんでした。

クリッパーズは過去7回に渡ってカンファレンス準決勝に進出してきましたが、その全ての年で敗退を喫しています。

悪夢を繰り返さないためにも、第7戦でカワイ・レナードとポール・ジョージの2人のスーパースターがペースを崩されないことは、極めて重要になってきます。

第6戦では第3クォーター残り8分56秒にジョージが3ポイントシュートを決めて以降、レナードとジョージのフィールドゴールの合計は18本中4本成功となっていました。

そして、第7戦のナゲッツほど厄介な相手も居ません。

彼らは昨年のプレイオフからサンアントニオ・スパーズ、ポートランド・トレイルブレイザーズ、今年のユタ・ジャズと立て続けに第7戦まで激闘を繰り広げており、今回のクリッパーズとのシリーズで、NBA史上初となる4シリーズ連続で第7戦を戦うことになるチームとなりました。

経験の少なさがたびたび指摘されるナゲッツですが、第7戦の感覚や戦い方に関しては、おそらくどのチームよりも知り尽くしているでしょう。

ジャズと対戦した第1ラウンドではNBA史上12番目となる1勝3敗からの逆転劇を見せた、今シリーズも1勝3敗から巻き返していることから、非常に勢いがあるチームでもあります。

第5戦、第6戦と比較すれば、これまで以上にクリッパーズに大きなプレッシャーがかかるのは明らかです。

しかし、ジョージが言ったように「ポジティブに捉える」ことは重要なことかもしれません。

第5戦、第6戦でも逆転される前には大きなリードを保持しており、フランチャイズに歴史を刻むチャンスは大いに残されていました。

それらのチャンスを失ったからといって、第7戦でチャンスを掴めないと決まったわけではありません。

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