来季、ブルックリンはケビン・デュラントとカイリー・アービングの2大スターが怪我から復帰することもあり、彼らの周囲には第3のスターを獲得するのではないかという憶測が渦巻いています。
しかし、既に2人のスターが同じチーム内に居るからといって、ネッツからこれ以上のスターが誕生しないというわけではありません。
デュラントは最近のインタビューの中で、チームメイトのキャリス・ルバートを絶賛するコメントを残しました。
「キャリスは完璧な選手だと思う。どんな試合でも得点やアシストでチームを引っ張ったり、オフェンスをコントロールしたり、ポストを守ることができるからね。
彼にはあらゆる武器があるように感じる。僕たちのチームは無私無欲なプレイをしているし、ボールを持たなくてもプレイできる選手が居る。だから、誰だってスターになることはできるんだ」
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そして、ルバートが来季のネッツにとって”第3のスター”のなれるかどうかを尋ねられたデュラントは、「もちろんさ」と答えました。
実際のところ、ルバートに対する期待値は、チーム内外を問わず高いように見受けられます。
以前も、ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードは、来季のステップアップが期待できる若手選手の一人としてルバートの名前を挙げていました。
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デイミアン・リラードが予想する、来季のステップアップが期待できる2人の若手選手
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ルバートは今季再開後に大きくスタッツを伸ばした選手の一人です。
そこにはデュラントやアービングのほかにも、スペンサー・ディンウィディーやディアンドレ・ジョーダンといった主力選手たちの離脱も関係していたとはいえ、シーディングゲームズでは6試合で平均25.0得点、5.0リバウンド、6.7アシストを記録し、オール・シーディングゲームズ2ndチームにも選出されたのは、ルバート自身が掴み取った功績の一つだと言えるでしょう。
プレイオフではトロント・ラプターズに4連敗を喫して1回戦敗退となりましたが、そこでもルバートは平均20.3得点、6.0リバウンド、9.5アシストと目を見張るような活躍を残しました。
ルバートがネッツの”第3のスター”となる可能性は、今となっては否定できないものでしょう。
彼が今季再開後に見せたパフォーマンスは、チームメイトや組織、そしてファンに期待を抱かせるには十分なものであったためです。