9月24日(日本時間25日)に行われたロサンゼルス・レイカーズ対デンバー・ナゲッツのカンファレンス決勝 第4戦は、レイカーズが114-108で勝利を収めてNBAファイナル進出に王手をかけました。
この試合のターニングポイントを挙げるとするならば、第4クォーター残り6分を切ったところから、レイカーズのレブロン・ジェームズがナゲッツのジャマール・マレーのディフェンスについたところでしょう。
この時点で、マレーはフィールドゴール17本中12本成功の28得点と効率的なパフォーマンスを見せており、直前には2分間で6得点を記録していたことから、レイカーズはなかなかリードを広げられずにいました。
彼を抑えるためにはどうするればいいのか――その答えを導き出したのが、ジェームズだったのです。
レイカーズのフランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)は試合後、マレーを抑えるためにジェームズが自ら立ち上がったことを明かしました。
「レブロンが(マレーにマッチアップすることを)要求してきたから許可したんだ。ブロンが守るまで、彼をスローダウンさせようとしても何も上手くいかなかった」
NBC Sports
その判断は正しいものでした。
マレーは最後の6分間でフィールドゴール3本を全て失敗し、4本のフリースロー成功のみのわずか4得点に終わったためです。
LeBron got the clutch stop on Jamal 😮 pic.twitter.com/xxumPmDuaf
— SportsCenter (@SportsCenter) September 25, 2020
そしてマレーがスローダウンしたことにより、レイカーズは残り6分の時点で3点だったリードを、残り2分の時点で7点まで広げることに成功しました。
ジェームズは試合後のコート上でのインタビューで、マレーとマッチアップする判断について次のようにコメントしました。
「(マレーは)今のバブルで最もホットで素晴らしい選手の一人。だから挑戦してみようと思ったんだ」
CBS Sports