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ハーフタイム中にスピーチを行ったジェイソン・テイタム

ボストン・セルティックスは9月25日(日本時間26日)に行われたマイアミ・ヒートとのカンファレンス決勝 第6戦に121-108で勝利し、崖っぷちの状況から一矢報いることに成功しました。

前半終了時に7点差を追っていたセルティックスでしたが、彼らは第3クォーターを41-25と圧倒することで逆転すると、第4クォーターも相手を寄せ付けることなく試合を締めくくりました。

セルティックスにとって転機となったのはハーフタイムでした。

この時、ロッカールームでは何かが起きていたようです。

セルティックスのブラッド・スティーブンスHC(ヘッドコーチ)が『ESPN』のレイチェル・ニコルズ記者に語ったところによれば、選手たちはハーフタイムの間に前半の状況がどれだけ悲惨であったかを話し合いました。

スターのジェイソン・テイタムは、そうした態度の変化を促すためにスピーチを行った選手の一人だったようです。

そしてスティーブンスHCは、話し合いを終えた後のチームの反応を誇らしく思うと言いました。

テイタムはチーム最多の31得点を記録し、セルティックスを勝利に導きました。

前半で10得点、プラスマイナスではチーム最低の-11ポイントを記録していたテイタムでしたが、後半は21得点、プラスマイナスではチーム最多の+21ポイントと大幅にパフォーマンスを改善しました。

ハーフタイム中の話し合いでテイタムがスピーチを行ったのは、チーム全体に意識改革を呼びかけるだけでなく、自身のパフォーマンスに喝を入れるという意味もあったのかもしれません。

そして、実際にパフォーマンスを改善することでチームの勝利に繋がったのは、テイタムが若いリーダーであることの証明でもあるでしょう。

セルティックスのジェイレン・ブラウンは、第3クォーター以降のチームのパフォーマンスについて「皆が知る大好きなチームのように見えた」と語りました。

「僕たちは多くを犠牲にしてここまで来た。敗れるにしても、戦い抜いて敗れないとね」

Yahoo Sports

とはいえ、まだ2勝目――。

セルティックスの状況が崖っぷちであることは変わらず、ヒートほど強力なチームに第6戦、第7戦でも後半の逆転に賭けるのは愚かでしょう。

第5戦はハーフタイムでのスピーチによって流れを変えられたかもしれませんが、セルティックスの選手たちは前半からエナジーを持って戦うことを目指しているはずです。

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