NBAレジェンドであるアイザイア・トーマスは、現役時代にデトロイト・ピストンズを2度の優勝に導きましたが、ヘッドコーチとしてはチームを優勝に導くことはできませんでした。
彼は2000年から2003年にかけてインディアナ・ペイサーズのヘッドコーチを務めた後、現役時代から確執のあったラリー・バードがペイサーズのゼネラルマネージャーに就任したため、トーマスは解任されました。
トーマスは『Heavy.com』とのインタビューで、ペイサーズでの3年間について「ヘッドコーチは自分にとって素晴らしい瞬間だった」と語りつつも、バードが自身を解任しなければ優勝に手が届いていたと主張しています。
「大胆に言わせてもらうと、ラリーが私を解任しなければ、翌年に優勝できていたと思う。ピストンズを倒せていたと思う」
Heavy.com
トーマスが解任された翌年、ペイサーズは新たなヘッドコーチにリック・カーライルを就任させ、リーグ最多の61勝を記録しながらプレイオフに進出したものの、カンファレンス決勝でデトロイト・ピストンズに2勝4敗でシリーズ敗退を喫することなりました。
3年間の指揮で通算131勝115敗を記録したトーマスですが、解任されなければ優勝できていたというコメントは、自身でも認めているように非常に大胆なものでしょう。
カーライルは今でもダラス・マーベリックスでヘッドコーチを続けている名将の一人であり、彼よりもトーマスの方が優れたヘッドコーチであったと思うのは難しいためです。
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【NBAヒストリー Vol.15】”バッドボーイズのリーダー” アイザイア・トーマス
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