今年のNBAドラフトで全体7位指名権を保持しているデトロイト・ピストンズは、イースタン・カンファレンス13位に終わった昨季の失敗から抜け出すべく、トレードによって指名順を上げることを検討しているかもしれません。
『ESPN』のエリック・ウッドヤード記者は、今年のドラフト全体1位指名候補の一人とも噂されているラメロ・ボールを、ピストンズが狙っている可能性があると報じました。
ウッドヤード記者によると、ピストンズのトロイ・ウィーバー新GM(ゼネラルマネージャー)はトレードアップの可能性について「間違いなく選択肢の一つ」であり、ドラフト前にボールとの面接も予定していることを明らかにしています。
また、ボールのマネージャーであるジャーメイン・ジャクソンSr.はデトロイト出身であり、1999年には実際にピストンズでプレイした経験もある選手で、ボールはドラフトまでの間、ミシガン州に滞在して練習を行っているようです。
ボールは『ESPN』の選手ランキングや、一部のモックドラフトで全体1位指名が予想されている選手であり、特に彼の優れたプレイメイキング能力はピストンズに大きな興奮を与えるでしょう。
しかし一方で、彼は”自己認識”の改善が見られないことから、面接で評価を落としているという噂もあります。
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ドラフト全体1位指名候補のラメロ・ボール、チームとの面接で”自己認識”の改善が見られず?
加えて、トップ3の指名権を持っているミネソタ・ティンバーウルブズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、シャーロット・ホーネッツは基本的にポイントガードを必要としないことも相まって、ボールは才能こそ全体1位指名に値するものの、実際の指名順は予想が難しくなっています。
とはいえ、才能あるボールが全体7位までに残っている見込みが少ないことを考えると、いずれにしてもピストンズは別の資産を手放して指名順を上げる必要がありそうです。
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2020年のNBAドラフトにおける上位30人の選手の長所と課題、指名する可能性があるチーム