27歳のポイントガードであるデニス・シュルーダーは、このオフシーズンにオクラホマシティ・サンダーからロサンゼルス・レイカーズにトレードされました。過去2年間、サンダーで主にバックアップの役割を担い、昨季はシックスマン賞の最終候補にも選出されたシュルーダーですが、彼は優勝争いをする新天地で先発として起用されることを望んでいるようです。
『ESPN』のデイブ・マクメナミン記者によれば、シュルーダーはトレードを行うにあたって自身の先発起用について話し合いが行われていたことを明かしました。
「代理人はトレード前に組織と(先発起用について)話し合っていたと思う」
ESPN
主にポイントガードが行うとされる司令塔の役割は、実質的にレブロン・ジェームズが担っていますが、ポジションという意味では、シュルーダーはアレックス・カルーソと先発ポイントガードの座を争うことになるでしょう。
▼昨季のシュルーダーとカルーソの平均スタッツ比較
試合 | 出場時間 | 得点 | リバウンド | アシスト | FG% | 3P% | |
デニス・シュルーダー | 65 | 30.8 | 18.9 | 3.6 | 4.0 | 46.9 | 38.5 |
アレックス・カルーソ | 64 | 18.4 | 5.5 | 1.9 | 1.9 | 41.2 | 33.3 |
生産性の点では、シュルーダーはカルーソを圧倒的に上回っています。しかし、だからといってシュルーダーを先発として起用することが最も良い結果を生み出すとは限りません。カルーソはジェームズと非常に相性が良いことで知られている選手でもあります。シュルーダーがシックスマンとしてチームに大きく貢献できることが証明されている以上、カルーソを短い時間で先発起用させ、シュルーダーをシックスマンとして長時間起用させるというのも、決して悪くはない考えでしょう。
とはいえ、シュルーダーが先発起用を望んでおり、それを考慮した上でトレードが行われたのであれば、彼が先発起用される可能性は高そうです。優勝争いを行うチームにとってはケミストリーも非常に重要であり、選手に不満が募れば、それはロッカールーム全体に悪影響を与えかねません。
また、シュルーダーはジェームズが行っている実質的なポイントガードの役割を引き受け、ジェームズの負担を減らすことができると自信を示しました。
「自分なら彼を得点できるポジションに置くことができる。彼はオフボールの状態でプレイすることになると思うよ。要するに、自分は(ジェームズを引き立たせることができる)素晴らしい選手ということさ。それこそがチームが自分を獲得した理由だと思っている」
ESPN
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