ボストン・セルティックスのケンバ・ウォーカーは左膝の健康問題に対処するため、2020‐21シーズンの最初の数試合を欠場することを、チームが発表しました。発表によると、ウォーカーは左膝に幹細胞注射を受け、復帰に向けて12週間の強化プログラムに取り組むことになります。練習への復帰は12月上旬から可能になるものの、試合に復帰できるかどうかの情報は1月の第1週に更新される予定となっています。
ウォーカーは2020年のオールスターの時期から左膝に問題を抱えています。2020年のオールスターゲームに選出されていたウォーカーは当初、出場時間が制限される予定でしたが、試合が接戦となったことで30分近い時間に出場しました。それによってウォーカーは膝の状態を悪化させ、今に至るまで長引いているという状況です。
ウォーカーの2020‐21シーズンの復帰について、チームはかなり慎重な姿勢を取るかもしれません。『The Athletic』のジェイ・キング記者によれば、セルティックスのバスケットボール運営部門代表であるダニー・エインジは、2019‐20シーズン再開後にウォーカーの復帰を急いでしまった可能性があると語りました。仮にそれがウォーカーの左膝の回復に悪影響を及ぼしていたならば、エインジは同じ過ちを繰り返したくはないと考えているようです。
Danny Ainge said the next year will tell a lot about how Kemba Walker’s knee will be moving forward. Ainge said maybe the Celtics didn’t do him justice by bringing him back so quickly in the bubble. Ainge doesn’t want to make that mistake again “if it was a mistake.”
— Jay King (@ByJayKing) December 1, 2020
昨年のオフシーズンにセルティックスと契約を結ぶまで、ウォーカーは9年間のキャリアで最も怪我に強い選手の一人として知られていました。エインジのコメントは、ウォーカーの左膝の状態が深刻であることを示唆しているとは思えませんが、前向きでないことも事実であるため、安心できるとは言えないでしょう。
ウォーカーの数試合の離脱によって、セルティックスは2020‐21シーズンに好スタートを切ることがより大変になります。特に、セルティックスと新たに契約を結んだベテランのポイントガードであるジェフ・ティーグの負担は、かなり増加することが予想されます。ウォーカーに加え、同じくポイントガードのロメオ・ラングフォードも手首の手術からの回復で離脱を余儀なくされています。
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