フィラデルフィア・76ersのドック・リバースHC(ヘッドコーチ)は、12月18日(日本時間19日)に行われたインディアナ・ペイサーズとのプレシーズンの一戦で、新たなチームについて学んだことがあったようです。
この日、76ersは主力センターのジョエル・エンビードが欠場し、ドワイト・ハワードは第1クォーターに8得点と良いスタートを切りながらも、第2クォーターからファウルトラブルに見舞われました。そのためリバースHC(ヘッドコーチ)は、試合の途中にベン・シモンズをセンターとして起用する興味深い決断を下しました。
76ersは試合に113-107で勝利し、プレシーズンの成績を2勝0敗としました。しかし『The Athletic』のデレク・ボドナー記者によれば、リバースHCはシモンズをセンターとして起用したことについて満足していないようです。試合後、リバースHCは「どうすればよいのか分からなかった」と語りました。
「(シモンズをセンターとして起用したところが)試合で最悪の時間帯だった。素晴らしい結果を期待していたが、活かせないことが多かった」
リバースHCはシモンズをセンターに起用したスモールボールの練習に着手しておらず、この試合での起用が挑戦的なものであったと認めています。
シモンズは208cmのサイズと運動能力を兼ね備えた選手ですが、どちらかといえばストレッチ5よりも、レブロン・ジェームズのように司令塔を担うポイントフォワードのような役割の方が適しています。実際、76ersのブレット・ブラウン前HCも昨季にシモンズのセンター起用を試したことがありますが、それがチームに良い結果をもたらしたわけではありませんでした。
とはいえ、リバースHCは今後も様子を見ながらシモンズのセンター起用を試していく可能性があります。2度のオールスター出場経験を持つ彼が今までと異なるポジションでプレイすることができれば、76ersはオフェンス面でより多様性を生み出すことができるでしょう。
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