33歳のベテランのガードであるダニー・グリーンは、11年間のキャリアの中で3回の優勝を経験してきました。そのうち2回は、2019年のトロント・ラプターズ、2020年のロサンゼルス・レイカーズと直近の2シーズン連続で達成しています。このオフシーズンにレイカーズからフィラデルフィア・76ersへトレードされたグリーンにとっては、来季に個人3連覇がかかっていることになります。
『NBC Sports』のノア・レビック記者とのインタビューの中で、グリーンは自身の3連覇の責任を76ersのチームメイトに負わせるジョークを語りました。
「チームが僕を必要としてくれたことは嬉しい。期待に応えられるように頑張るよ。ただ、同時に彼らにはプレッシャーもかかっている。僕は2連覇を成し遂げていて、僕を加えて3連覇を達成することがチームの仕事だからね。僕の仕事はただプレイするだけさ」
NBC Sports
冗談はさておき、キャリアで5番目のチームに加入するグリーンは、自身の役割が若いチームメイトの成長を支えることであると理解しています。同じくこのオフシーズンにレイカーズから76ersに移籍したベテランのドワイト・ハワードと共に、豊富な経験によってチームに貢献できるだろうとグリーンは語りました。
「自分の仕事は若い選手を指導したり、勝利の雰囲気や文化を与え、それ構築していくこと。それは一夜にして成し遂げられることではない。一日一日が大切なんだ。これはプロセスであり、オールスターブレイクやシーズンの終わりまでに、皆が来るべきことに対して精神的な準備を整えるプロジェクトなのさ」
NBC Sports
76ersはこのオフシーズンに中核の周囲を手厚く補強しました。一方で、ベン・シモンズとジョエル・エンビードの懸念された中核に変化はありません。
昨季、シモンズのシューティング能力の欠如がチームオフェンスを機能不全に陥らせているという指摘が頻繁に見られましたが、グリーンは彼のシューティングを不安視していないようです。グリーンは自身のポッドキャスト『Inside The Green Room』の中で、「パーセンテージを気にしないでほしい」と語りました。
「実際にハイライトやクリップを観てみると、シューティングは下手ではないと感じる。必要なのは自信とメンタルさ」
Inside The Green Room
過去数年間、76ersはイースタン・カンファレンスの強豪チームの一つとして見られていましたが、依然としてカンファレンス決勝の舞台には2001年を最後にたどり着けていません。それでも、彼らは2008年にボストン・セルティックスを優勝に導いた経験のあるドック・リバースHC(ヘッドコーチ)の新体制の下、さらなるステップアップを目指しています。
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息子オースティン・リバースと76ersで再会することを拒んだドック・リバースHC