NBAが新チームの参入を検討、必要な費用は日本円にして2,500億円以上?

2002年にシャーロット・ボブキャッツ(現シャーロット・ホーネッツ)が新設されて以降、NBAは全30チームで競い合っていますが、この体制が再び変化するかもしれません。

『USA Today』のクリス・バンバカ記者によれば、NBAコミッショナーのアダム・シルバーは先月の記者会見で、リーグに新たなチームを参入させる可能性があることを認めました。

「どこかのタイミングで拡張することは、リーグに定められた運命のようなものです。(新型コロナウイルスの)パンデミックが原因で、拡張の経済面や競争面の影響に関する分析の一部が無駄になってしまった可能性があります。そのため、我々はパンデミック以前よりも少し時間をかけて検討しています。ただし、拡張が最優先事項というわけではありません」

最優先事項でないとはいえ、最近ではチーム数が拡張された時のコンセプトについて何度か議論が行われたことを、『ESPN』のブライアン・ウィンドホルスト記者が報じています。

2019-20シーズンの各チームは、前例の無いシーズン中断によって大規模な収益の損失を被りました。したがって、近い将来にリーグに新たな2チームが参入する場合、それぞれが25億ドル(約2,570億円)の費用を必要とする可能性があると、ウィンドホルスト記者は付け加えています。これらの費用はNBAに所属している現在の30チームに均等に分配され、選手は含まれません。そのため2チームが参入すれば、各チームのオーナーは1億6,000万ドル以上の予期せぬ利益が得られるようになります。

25億ドルの予測が現実的であるかどうかは定かではありませんが、ウィンドホルスト記者は、シアトルやラスベガスに拠点を置く複数のグループが新たなフランチャイズ設立に関心を持っている可能性があることを指摘しています。

チーム数の拡張は収益の損失を補う有効な手段のようにも見えるでしょう。しかし全てが良いこととは限りません。ダラス・マーベリックスのオーナーであるマーク・キューバンが指摘するように、チーム数の拡張で受け取った金額は、基本的には融資と同じ扱いになります。したがって、各チームは今後数年間に渡って受け取った金額を返済していかなければならないのです。

短期的な収益の損失の埋め合わせとしてチーム数を拡張すべきかどうかは、慎重な検討が求められるでしょう。

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