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レイカーズはジャベール・マギーを手放すべきではなかった?

NBAの2020-21シーズンはまだ序盤ですが、昨年王者のロサンゼルス・レイカーズが昨季ほど高いレベルでプレイできていないのは明らかです。昨季は3敗を喫するまでに20勝を挙げたのに対し、今季は最初の10試合で既に3敗を記録しています。

オフシーズンの短縮によって十分な休息を得ることができなかったため、レイカーズのスロースタートは予想可能なことでした。ただ、中には早い段階からレイカーズが行動を起こすべきと考える者もいるようです。元NBA選手で、現在はNBAアナリストとして活躍するケンドリック・パーキンスはその一人です。

2020年のオフシーズン、レイカーズはクリーブランド・キャバリアーズとのトレードによって先発センターのジャベール・マギーを放出しました。代わりに、レイカーズは2019年のトロント・ラプターズの優勝に貢献したマルク・ガソルや、昨季のシックスマン賞を受賞したモントレズ・ハレルと契約を結びました。

1月8日(日本時間9日)のシカゴ・ブルズ戦に117-115で辛勝した後、パーキンスはレイカーズがマギーをトレードしたことについて触れました。彼はガソルが相手のピック&ロールの標的になっていることを指摘し、マギーを取り戻すべきだとツイートしました。

マギーは新天地でも堅実なパフォーマンスで貢献しています。役割はバックアップになったものの、昨季は平均6.6得点、5.7リバウンドだったのに対し、今季は平均8.8得点、6,4リバウンドとスタッツを向上させています。

ガソルは今のレイカーズで唯一の純粋なセンターであることを考えると、バックアップにマギーを取り戻すという考えは悪くないように思えます。ハレルはキャリアを通じてセンターの役割も担ってきましたが、201cmというサイズは時として弱点になることもあります。

とはいえ、現時点でレイカーズがマギーを取り戻すことは現実的ではないでしょう。マギーを2020-21シーズンのタイトル防衛に必要な存在だと感じていたのであれば、そもそもレイカーズは彼を手放さなかったはずです。加えて、レイカーズはトレード可能なドラフト資産を持っておらず、マギーを取り戻すために重要な選手を手放すとも思えません。

何より、今はまだレギュラーシーズンも始まったばかり。レイカーズが最も重要視するプレイオフでの期待値を見極めるには適切ではありません。仮にマギーの放出がレイカーズの失敗の一つだったとしても、彼らはセンターをガソルやハレルに置き換えたことを後悔しないでしょう。

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