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試合の延期は想定内、NBAは2020-21シーズンを継続する予定

1月10日(日本時間11日)に行われる予定だったマイアミ・ヒート対ボストン・セルティックスの一戦は、リーグの新型コロナウイルス対策によってヒートが試合可能な8人の選手を揃えられなかったため延期となりました。新型コロナウイルス対策で試合が延期となったのは、12月23日(同24日)のヒューストン・ロケッツ対オクラホマシティ・サンダー戦以来となる今季2試合目。しかし、リーグは状況に焦りを感じてはいないようです。

『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によれば、NBAのスポークスマンであるマイク・バスは、試合の延期が2020-21シーズンに与える影響について次のように声明を述べました。

「今季は試合が延期されることを予想して日程を組んでいます。シーズンを中断する予定はありません。今後も我々は医療専門家や安全衛生プロトコルに準拠していきます」

実際、リーグは今季の試合日程を前半と後半に分けて発表しており、延期された試合は後半に含まれるようになっています。

とはいえ、チームが試合可能な人数を集められれば問題ないというわけでもありません。NFL(米プロフットボールリーグ)がそうであったように、チームの主要な選手に新型コロナウイルスの陽性反応が相次いで離脱を余儀なくされれば、試合やシーズンの結果に大きな影響を与える可能性もあります。

最近ではボストン・セルティックスのスター、ジェイソン・テイタムに新型コロナウイルスの陽性反応が出ました。彼はリーグの安全衛生プロトコルに準拠するため10~14日間の隔離を必要とし、それは最低でも5試合に欠場することを意味します。スター選手の離脱が相次げば、ハイレベルな試合をファンに届けることも難しくなるでしょう。試合に出場する人数と同じくらい、リーグは試合の質も気にかけていく必要があります。

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また、数日間の離脱から復帰した選手のコンディション、怪我のリスクといった懸念もあります。あるGM(ゼネラルマネージャー)の一人は次のように指摘しました。

「元の姿に戻すプレイをさせなければならない。それによって怪我のリスクが高まったり、多くの時間を無駄にすることになる」

ただ、シーズンを中断したからといって必ずしも選手の安全や健康が守られるというわけでもないようです。2020年のオフシーズン中にチームがトレーニングキャンプを開始させた時、12月2日だけで48件の新型コロナウイルス陽性反応が確認されました。これがリーグが簡単にシーズンを中断させたくない別の理由でもあります。

シーズン開幕前、リーグは2way契約の枠を現在の2人から4人に増やすことを計画していたようです。しかし、この変更は採用されていません。

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