元ヒューストン・ロケッツのスターであるジェームズ・ハーデンがチームにトレードを要求した後、ある時点でマイアミ・ヒートは彼の獲得に関心を持っていました。しかし、最終的にハーデンはブルックリン・ネッツへトレードされました。一人のスター選手を逃した今、ヒートは別のスター選手の獲得を狙っています。
『Miami Herald』のバリー・ジャクソン記者によると、ヒートはワシントン・ウィザーズのスター、ブラッドリー・ビールの獲得に”高い”関心を持っているようです。しかし、ウィザーズはビールの放出を拒んでいるため、仮にトレードが可能になったとしても要求は途方もなく大きなものになるかもしれません。具体的には、新進気鋭の若手であるタイラー・ヒーローとダンカン・ロビンソン、もしくは2020年のドラフト全体20位指名であるプレシャス・アチウワのほかに、2025年の2027年のドラフト1巡目指名権も含めなければならないとジャクソン記者は指摘しました。
オフシーズンのドリュー・ホリデーのトレードや、今回のハーデンのトレードから見て分かるように、現在のNBAでスター選手をトレードで獲得するためには、多くの1巡目指名権や交換権を含まなければならない傾向にあります。そのためヒートが今の若手選手をどのように評価しているのかによって、ビールの獲得を実現させる難易度は大きく変わってくるでしょう。少なくとも、ヒートはハーデンを獲得するためにヒーローやロビンソン、アチウワを手放すことを望んでいなかったようです。
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