ペリカンズがロンゾ・ボールやJJ・レディックのトレードに意欲的、ウォリアーズのケリー・ウーブレイJr.の交渉も噂に

ニューオーリンズ・ペリカンズが2人のガード、ロンゾ・ボールとJJ・レディックのトレード交渉を受けていることを、『The Athletic』のシャムス・シャラニア記者が報じています。報道によると、ペリカンズは両者のトレードを話し合うことについて意欲的な姿勢を見せているため、他球団の幹部はペリカンズが市場で大きな注目を集める可能性があると見ています。

ボール、レディックは共に昨季のペリカンズの主力選手でしたが、今季の彼らのパフォーマンスを考えると噂が流れるのは驚くことではありません。今季、ボールは12試合の出場で平均12.0得点、3.8リバウンド、4.7アシスト、フィールドゴール成功率 38.9%、3ポイントシュート成功率 29.1%を記録。レディックは15試合の出場で平均8.1得点、1.8リバウンド、1.3スティール、フィールドゴール成功率 33.3%、3ポイントシュート成功率 30.0%を記録し、どちらも苦戦を強いられています。同時に、チームも5勝10敗でウェスタン・カンファレンス14位を記録しており、早くも雲行きが怪しくなっています。

両者のトレードは、ペリカンズの若いガード陣――特にキャリア2年目のニキール・アレクサンダー・ウォーカーや、2020年のドラフト全体13位指名選手であるカイラ・ルイスJr.の出場機会の増加に繋がることが期待できます。

シャラニア記者によると、ペリカンズはゴールデンステイト・ウォリアーズのフォワードであるケリー・ウーブレイJr.のトレードについて話し合ったとされています。ただし牽引力は無いため、現時点ですぐにウーブレイのトレードが起こる可能性は低いようです。また、ウォリアーズがボール、レディックのどちらをターゲットにしていたかも不明となっています。昨年のオフシーズンにウォリアーズにトレードされたウーブレイは、今季17試合の出場で平均11.6得点、5.5リバウンド、1.2アシスト、フィールドゴール成功率 35.5%、3ポイントシュート成功率 21.8%を記録しており、こちらも生産性に苦しんでいる印象があります。

とはいえ、トレード期限の3月25日までは十分な時間が残されています。2017年のドラフト全体2位指名選手である23歳のボールや、昨季までリーグ屈指のシューターとして相手を苦しめてきたレディックのトレードの行方は、今後も注意を払っておくべきでしょう。

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