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膝の問題を抱えるケンバ・ウォーカー、今季の出場機会が制限される見通し

ボストン・セルティックスのガード、ケンバ・ウォーカーは膝の問題の懸念によって今季を通じてロードマネジメントを行う予定のようです。

最近の『Zolak and Bertrand』に出演したセルティックスのブラッド・スティーブンスHC(ヘッドコーチ)は、少なくともプレイオフが近づくまでの間、ウォーカーの出場時間を制限させる方針であることを明かしました。

「出場時間は控えさせる。近いうちに彼を30分以上出場させるつもりはない。これはチームのためだけでなく、彼のキャリアのためでもある。シーズンが続いてプレイオフ直前の4月下旬や5月上旬になったら、出場時間を少し増やそうと思っている」

左膝の幹細胞注射を受けた後、12週間の強化プログラムを経て1月17日(日本時間18日)のニューヨーク・ニックス戦で復帰したウォーカーですが、彼の出場時間はここまで全て30分以下に制限されています。22日(同23日)のフィラデルフィア・76ers戦では今季最多の28分35秒に出場したものの、チームは122-110で敗れ、ウォーカーはプラスマイナスでチーム最低の-21ポイントを記録しました。

スティーブンスHCはまた、今季を通じてウォーカーを連戦の2試合目に出場させないことも明かしています。25日(同26日)のシカゴ・ブルズ戦はウォーカーが復帰して初めての連戦でしたが、実際に彼が出場することはありませんでした。

膝に問題を抱える以前、ウォーカーはリーグで最も怪我に強いスター選手の一人として知られていました。そのため彼の長期的な健康面のトラブルに不安の声もあるものの、スティーブンスHCは「驚くことではない」と語っています。

「誰も見ていなかったから、外からの不安や懸念は理解できる。しかし、私は彼が復帰する2~3週間前の大半で彼の様子を見ていて、どのような計画であるのかも把握していた。これは長期的な強化プログラムに過ぎない。とはいえ、常に取り組むべきことではある。…彼も何度か言っているが、彼は試合後に痛みを感じていない。それは本当に励みになることだよ」

当初、彼らはNBAの2020-21シーズンが1月に開幕するものだと思っていました。その後、協議の末に開幕が12月下旬に早まりました。それでもセルティックスはウォーカーの計画に焦ることはありませんでした。スティーブンスHCはウォーカーに多くの時間をかけたことが正しい判断であったと信じています。

「シーズンの開幕だからといってケンバを出場させるつもりはないという決断を下した。彼は出場できたかもしれないが、それはシーズンを通じて裏目に出ていただろうし、彼にとってベストな判断ではなかった。…その計画はとても堅実なものだったと思うよ」

ウォーカーがいつ完全な健康を取り戻せるかは分かりません。しかし、今のセルティックスはジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンの2大エースが牽引しているため、ウォーカーは自身の膝の回復に専念することができます。彼がプレイオフまでに以前のような爆発力を取り戻すことができれば、過去数年間で届かなかったセルティックスのNBAファイナル進出も、より鮮明なものになってくるでしょう。

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