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ブレイザーズやウィザーズの大逆転劇はどれだけ非現実的な出来事なのか

1月30日(日本時間31日)に行われたポートランド・トレイルブレイザーズ対シカゴ・ブルズ戦、1月31日(同2月1日)に行われたブルックリン・ネッツ対ワシントン・ウィザーズ戦――この2試合の大逆転劇は、早くも今季最高のハイライトの一つといっても過言ではないでしょう。

ブレイザーズは5点差を追う第4クォーター残り8.2秒、スターのデイミアン・リラードが深い位置から3ポイントシュートを沈め、2点差に迫ります。その直後のディフェンスでは、ブレイザーズのギャリー・トレントJr.とロドニー・フッドが、ブルズのザック・ラビーンにダブルチームを仕掛けたことが成功し、ジャンプボールを獲得。そしてブレイザーズがジャンプボールを制し、最後にボールを持ったリラードは体勢を崩しながらも3ポイントシュートを放つと、ブザービーターという奇跡の大逆転劇で試合に幕が下ろされることとなりました。

その翌日、ウィザーズは同じような逆境に立たされました。第4クォーター残り12.3秒にネッツのカイリー・アービングが2本のフリースローを成功させ、ウィザーズは5点差を追う展開に。しかし彼らは諦めていませんでした。ブラッドリー・ビールはインバウンズパスを受け取ると即座にハーフコートに到達し、深い位置からプルアップで3ポイントシュートを放ちます。これが成功して2点差。その直後、ネッツのインバウンズパスにウィザーズのギャリソン・マシューズが飛び込んでボールを奪うと、スターのラッセル・ウェストブルックに3ポイントシュートを託し、これも成功して逆転となりました。そして最後のポゼッションを守り切ったウィザーズが大逆転勝利を収めることとなりました。

ブレイザーズやウィザーズの大逆転劇は滅多に見られるものではありません。彼らの勝利を「奇跡」と呼べるのは、実際に数字がそれを裏付けているためです。

『ESPN Stats & Info』によれば、過去25シーズンの間、試合終了前の残り10秒の時点で5点差を追いかけるチームの戦績は9勝23,498敗となっています(今回の2試合を含む)。勝率にすれば、わずか0.0004%しかありません。

そして何よりも驚くべきことは、そのような大逆転劇が2日連続で起こったということでしょう。それは天文学的な確率であるほど非現実的なことであり、そのような出来事が今後のNBAで起こる可能性は全くといっていいほど保証できません。非現実的な奇跡が起こるからこそ、NBAは面白いのです。

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