ワシントン・ウィザーズはここまでリーグで最も低い成績である4勝15敗を記録しており、スターのブラッドリー・ビールはリーグ1位となる平均34.9得点と奮闘しても報われない現状に不満を抱いています。今のところウィザーズがトレードに動いたり、ビール自身がトレードを要求するような情報は見られませんが、ビジネスの世界では途端に何が起こったとしても不思議ではありません。仮にビールがトレード市場で利用可能となった場合、彼の価値はどれほどの規模になるのでしょうか?
『HoopsHype』のマイク・スコット記者と『The Athletic』のフレッド・カッツ記者によれば、NBA幹部の一人はトレード市場におけるビールの価値について「ドリュー・ホリデーとジェームズ・ハーデンの間」と言及しました。
「最後に起きた数回のトレードを見る限り、見返りの選手にもよるが、2~3つのドラフト1巡目指名権と、場合によってはスワップ権が含まれると思う」
ミルウォーキー・バックスは昨年のオフシーズン中、ニューオーリンズ・ペリカンズなどの4チーム間トレードでホリデーを獲得しました。この時にバックスがペリカンズに見返りとして与えたのは、先発ポイントガードのエリック・ブレッドソー、2つの1巡目指名権、2つの1巡目スワップ権でした。
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ドリュー・ホリデー、スティーブン・アダムスを含む4チーム間トレードの詳細について
一方でブルックリン・ネッツは今年の1月中旬、ヒューストン・ロケッツなどの4チーム間トレードでハーデンを獲得しました。この時にネッツがロケッツに見返りとして与えたのは、3つの1巡目指名権と4つの1巡目スワップ権でした。
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ジェームズ・ハーデンが4チーム間トレードでネッツに移籍、各チームを評価
実際のところ、これらのトレードは成立させるにあたって他のチームを巻き込んでいるため、ビールを獲得するチームが何を手放すかは状況によって大きく異なります。ただ少なくとも言えるのは、最終的にウィザーズに多くの見返りが与えられなければならないということです。
何度も言うように、これはビールがトレードされる可能性が高まっていることを示唆するものではありません。ここで言いたいのは、ビールを楽に獲得することは不可能だろう、ということです。