ボストン・セルティックスは3月25日に定められた今季のトレード期限までに動きを見せる可能性があります。
木曜日に『Toucher & Rich』に出演したセルティックスのダニー・エインジ球団社長は、遅かれ早かれトレードを行う可能性について示唆し、「最高のタイミングは3月下旬だと思う」と語りました。
「良いトレードなら今すぐ実行することもできる。しかし、課題はチームを少しずつ変えていくこと。1~2週間以内に実行できるトレードがあったとしても、もっと良いトレードがやってくる可能性はないのか、といったことを見極めなければならない」
今季開幕後、最初の11試合で8勝3敗と好調なスタートを切ったセルティックスですが、直近の9試合では3勝6敗と失速しています。チームはまだイースタン・カンファレンス4位につけていますが、課題が見えてきたからには改善が必要になってくるでしょう。
エインジ球団社長はトレードで必要とする戦力について「サイズとシューティングを兼ね備えた選手」と語りました。
「ディフェンスは常に必要だ。我々のチームはディフェンスを中心に構築されており、ここ数年間はディフェンスによって勝利を手にしてきた。優勝はしていないが、ディフェンスは必要なことだ。(加えて)誰にも守られず、チームに大きな変化をもたらすことのできるシューターを探すのは難しい」
エインジ球団社長は誰を狙っているか言及することはなかったものの、『Heavy』によれば、サクラメント・キングスのフォワードであるハリソン・バーンズと、サンアントニオ・スパーズのビッグマンであるラマーカス・オルドリッジが、セルティックスのトレード候補になっているようです。セルティックスは昨年のオフシーズンにゴードン・ヘイワードをサイン&トレードで放出した際、2,850万ドルのトレードエクセプションを獲得しているため、それを利用することによってバーンズやオルドリッジの獲得を実現させることができるかもしれません。
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セルティックスとホーネッツの間で、ゴードン・ヘイワードを含むサイン&トレードが正式に成立
28歳のバーンズは、2016-17シーズン以来最多となる今季平均17.2得点を記録しているほか、キャリア最多となる平均6.2リバウンド、フィールドゴール成功率 49.8%、3ポイントシュート成功率 41.3%を記録しています。バーンズは複数のポジションを守ることが可能なディフェンダーでもあるため、彼は間違いなくセルティックスにとって心強い補強となるでしょう。2月3日(日本時間4日)のセルティックス戦では、バーンズは24得点、5リバウンド、6アシストを記録してチームの勝利に貢献しました。
一方、35歳のオルドリッジはキャリアを通じて7回のオールスター出場を経験している選手です。今季は成績の低下が激しく、3ポイントシュートにもあまり期待できる選手ではありませんが、ミッドレンジからのショット成功率は55.3%と高い精度を誇っているため、ペイント内外での堅実な貢献には期待できるでしょう。オルドリッジの契約は今季で終了するため、セルティックスが今季の優勝を切望しているのであれば彼を獲得するのも悪い選択肢ではありません。
セルティックスは今後3試合でロサンゼルス・クリッパーズ、フェニックス・サンズ、ユタ・ジャズといったウェスタン・カンファレンスの好調なチームと対戦することになります。これらの試合はセルティックスがさらなる課題を追求することに役立つでしょう。
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