ヒストリー

【NBAヒストリー Vol.5】”歴代最高のPG” マジック・ジョンソン

近年、多くの優れたPG(ポイントガード)が現れていますが、”歴代最高のPG”と言えば誰を挙げますか?

歴代最高のシューターと評されるステフィン・カリーでしょうか?

史上2人目のシーズン平均トリプルダブルを成し遂げたラッセル・ウェストブルックでしょうか?

いえ、NBAの歴史上にはもっと優れたPGがいるはずです。

それがマジック・ジョンソンです。

1980年代のロサンゼルス・レイカーズを5度のNBAチャンピオンに導いたジョンソンこそが”歴代最高のPG”ではないでしょうか?

ということで今回は、名門レイカーズを引っ張ったジョンソンの歴史を振り返ってみましょう。

マジック・ジョンソン(Magic Johnson)

項目 詳細
アメリカ合衆国
出身 ミシガン州立大学
ドラフト 1979年 1位
所属チーム 1979-1991 ロサンゼルス・レイカーズ1996 ロサンゼルス・レイカーズ
ポジション PG(ポイントガード)
身長 206cm

天性のパスセンス

ジョンソンのプレーの醍醐味のひとつ、それが「ノールックパス」です。

ジョンソンの魅せるノールックパスは、他の選手が魅せるものとは格段に違い、どこにパスを出すか分かりません。

フェイクをかけられた相手はもちろん、時にはカメラマンさえ騙されることもあるほどでした。

▼マジック・ジョンソンのキャリアトップ10アシスト!!▼

206cmのオールラウンダー

当然、パスだけでは歴代最高とは言い切れません。

ですがジョンソンにはさらにの武器がありました。

それが206cmというPGにしては高い身長と、オールラウンドな能力でした。

高身長なジョンソンがPGでプレイできたのは、オールラウンドな能力があったこと(特にボールハンドリングのセンス)や、218cmのカリーム・アブドゥル・ジャバーがチームにいたことなどが挙げられます。

文句なしの実績

残してきた実績も、もちろん素晴らしいものです。

5度のNBAチャンピオンをはじめ、シーズンMVPとファイナルMVPはどちらも3度ずつ、アシスト王にも4度輝くなど、その他多くの実績を持っています。

名門レイカーズでのキャリア

1年目から先発に

ジョンソンは1年目から名門レイカーズで先発として名を馳せることになります。

新人王こそは逃したものの、オールスター出場やプレイオフでは史上唯一のルーキーでファイナルMVPを獲得するなど、素晴らしい活躍を見せました。

ショータイム・レイカーズ

1980年代のレイカーズの代名詞といえば「ショータイム」。

ジョンソンのパスを中心とした速い攻撃は、リーグの強豪であるには十分すぎるものでした。

▼これぞショータイム!!▼

強豪セルティックスとの対戦

当時、ウェスタン・カンファレンスの強豪はレイカーズでしたが、一方でイースタン・カンファレンスの強豪はボストン・セルティックスでした。

1983-84シーズンのプレイオフでは、NBAファイナルでセルティックスと激突し第7戦で敗れたものの、翌シーズンの1984-85シーズンには第6戦でリベンジを果たし、NBAチャンピオンに輝きました。

さらに1986-87シーズンにジョンソンは初のシーズンMVPに選出。

ファイナルでは再びセルティックス相まみえ、6戦目でセルティックスを破るとともに、ジョンソン自身もファイナルMVPに選ばれました。

連覇と世代交代

翌シーズンの1987-88シーズンもNBAチャンピオンに輝きますが、それがジョンソンの最後のNBAチャンピオンとなります。

1988-89シーズンと1989-90シーズンにジョンソンはシーズンMVPに輝くも、プレイオフではチャンピオンにたどり着くことはできませんでした。

自身6度目のチャンピオンを狙うべく臨んだ1990-91シーズン、ファイナルでマイケル・ジョーダン率いるシカゴ・ブルズと対戦し、結果は1勝4敗。

ジョンソンは世代交代の波に飲まれることとなります。

突然の引退

HIV感染

1991年10月、ジョンソンは健康診断を受けますが、その際に「HIV」に感染していることが判明します。

医師の勧めによって1991年11月7日、ジョンソンは引退することとなります。

復帰するも・・・

ジョンソンが健康を維持していたこと、リーグ全体がHIVに関する理解を深めたことで、ジョンソンは1995-96シーズンに復帰を果たします。

成績は残せていたものの、チームがジョンソンの復帰を快く思っておらず、結局シーズン終了後に正真正銘の引退をしました。

その後

ビジネスや政治など、様々な方面で活躍しており、現在はレイカーズの球団社長を務めています。

また、2002年には殿堂入りを果たしています。

『ステフィン・カリー 努力、努力、努力 自分を証明できるのは、自分だけ』

  • 原著:Marcus Thompson,2
  • 著:マーカス トンプソン,2
  • 翻訳:東山 真

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