シャーロット・ホーネッツのケンバ・ウォーカーは、今季のオールNBA3rdチームに選出されたことで、5年2億2,200万ドルのスーパーマックス契約を結ぶ資格を得ました。
そしてウォーカーは、ホーネッツとの再契約を最優先として見ています。
では、ホーネッツはウォーカーに莫大なサラリーを払い、戻ってくることを望んでいるのでしょうか?
どうやら、答えは「イエス」のようです。
『The Athletic』のシャムス・シャラニア氏は、どちらも今夏の最優先事項が、互いの契約であると伝えました。
ただし、スーパーマックス契約は”決まった条件に拘束されていない”という部分に注目すべきです。
スーパーマックス契約を結ぶ際、5年間の契約であることは絶対条件ですが、サラリーに関しては2019-20シーズンのサラリーキャップの30~35%から決めることが可能です。
また、最初のシーズンのサラリーから、毎年最大8%のサラリーの増減をすることが可能で、5年契約を全て保証しなくてもいい――すなわちオプションを組み込むことも可能です。
つまり、この部分に交渉の余地があるわけで、もしかすると互いに折り合いをつける必要があるかもしれません。
どちらか一方が納得できなければ、ウォーカーはより魅力的な他チームを探すことが出来ますし、ホーネッツは新たな戦力を探すことが出来るようになるでしょう。
しかし、現状でホーネッツとウォーカーは再契約を結ぶ意向を示していることから、おそらくホーネッツにはサラリーの余裕が無くなることが考えられます。
もし、オーナーであるマイケル・ジョーダン氏が、成功する保証の無いチームのために贅沢税を支払うことを避けているのであれば、ホーネッツはニコラ・バトゥームやマービン・ウィリアムズ、コディ・ゼラー、マイケル・キッド・ギルクリストといった選手をトレードし、サラリーの空きを作るために動くかもしれません。
要するに、ホーネッツがウォーカーとスーパーマックス契約を結べば、チームはそれ以外の戦力を大きく変える必要があるかもしれない、ということです。