ゴールデンステイト・ウォリアーズのクレイ・トンプソンは、NBAファイナル第2戦で左ハムストリングを痛め、第3戦の欠場を余儀なくされ、チームの敗戦をベンチで見ることしか出来ませんでした。
それから一転して、出場が可能になった第4戦でトンプソンは28得点を記録しましたが、それでもチームは92-105で敗れ、ウォリアーズは1勝3敗と窮地に立たされています。
ウォリアーズのケボン・ルーニーもまた、第2戦で第1肋軟骨骨折を負い、復帰が不可能と考えられていたにも関わらず、第4戦に怪我を押して出場し、10得点、6リバウンドの働きを見せました。
ウォリアーズのスティーブ・カーHCは試合後、彼らについてコメントしています。
「クレイは素晴らしかったよ。彼がするべきことをするために、ハムストリングの微調整をしたんだ。ルーニーも、怪我の状態を考えて20分間プレイした。だから、彼らは戦士(warriors)だ。洒落なんかじゃない。彼らはとにかく競って、競って、競ったんだから、私はどちらのことも誇りに思うよ。」
トンプソンは、自身の怪我について次のように語りました。
「自分に影響は無かった。前にも言ったように、これはファイナルだ。長いシーズンなんだ。100試合以上をプレイし、怪我もするだろうね。だけど、全力を出すことができたよ。誰も憂鬱な気分になっていないから、コートに出て、最大限の実力を発揮するだけなんだ」
一方でルーニーは異なり、痛みを伴った出場だと語ります。
「かなりタフだった。前半は良い感じだったね。アドレナリンが出てたんだ。第4クォーターに少し痛みがあったよ。ただ、意識しないように仕事をしなければならないからね。」
それからウォリアーズは、右ふくらはぎの負傷で離脱しているケビン・デュラントが、第5戦に復帰できることを期待し続けています。
しかし、まだデュラントは練習することを許可されていないようで、ファイナルに復帰できるかどうかも怪しくなりつつあるのが事実でしょう。
ウォリアーズのドレイモンド・グリーンは、デュラントについてこう語りました。
「KD(ケビン・デュラント)に関しては、彼がシリーズに戻ってくることを期待していた。それは変わらないよ。俺たちは、彼が出場できることを望んでいる。だけど、何が起こるか見ることになるだろうね。俺たちは、(出場できるか)最終的な呼びかけていない。本当に、呼びかけることすらしていないんだ。彼の身体は出場できるかどうか、彼に言うだろうね。もし出られるなら、それは素晴らしいことだよ。出られないなら、俺たちは次の試合に勝つ方法を見つける必要があるんだ」
ウォリアーズはデュラントの復帰を楽観視していましたが、もはや今では、彼が戻れる保証は一切ありません。
ウォリアーズのステフィン・カリーは、第4戦の結果にショックを受けたか尋ねられると、それを否定しました。
「勝とうとする気持ちなしに、この数年間で成功は収められなかった。後半は思うようにいかなかったけど、何とかしようと戦っていたよ。でも、試合終了のブザーが鳴って、どちらかが4勝を挙げるまで、俺たちには勝つチャンスがある。クレイが言ったように、誰も憂鬱な気分になっていない。これは俺たちがやれるかどうかの問題で、月曜日に全力を尽くすつもりだよ。」