オクラホマシティ・サンダーのラッセル・ウェストブルックが、チームとトレードを含んだ今後のことを話し合っているという報道が出た後、ヒューストン・ロケッツは彼の獲得に関心を示しました。
しかし『ESPN』のティム・マクマホン氏は、ロケッツがウェストブルックを獲得するには”勝ち目が無い”と指摘しています。
情報筋によれば、ロケッツはラッセル・ウェストブルックのトレードに関心を抱いている。しかし博識な情報筋は、サンダーにフィットするものを見つけ出すことや、3チーム間でのトレードが困難であるため、”勝ち目が無い”と考えている。
Filed to ESPN: Sources say Rockets do have interest in a Russell Westbrook deal, but one well-informed source considers deal a "long shot" due to finding fit with Thunder and/or challenges of executing a complicated three-team deal.
— Tim MacMahon (@espn_macmahon) July 7, 2019
ウェストブルックを獲得することは、大きな資産を獲得してから後で考えるという、ダリル・モーリーGMのやり方に適合しているかもしれません。
しかし、ロケッツにウェストブルックを加えるのは、明らかに危険すぎる行為です。
プレイオフで敗退して以降、ジェームズ・ハーデンとクリス・ポールが衝突し、両者の関係は修復不可能となり、ポールがトレードを要求したという噂が広まりました。
実際のところ、それらは本人たちが噂を否定することで収束しましたが、ウェストブルックの加入はそれを現実のものとするはずです。
ウェストブルック、ハーデン、ポールの3人が居るチームで、どのように全員が納得するようにボールをシェアするのでしょうか?
昨年の夏、ロケッツはカーメロ・アンソニーと契約したことで、私たちはその結果を既に目撃しました。
ウェストブルックはアンソニーよりも優れた選手ですが、成功するためにボールを必要とするという根本的なプレイスタイルは非常に似ています。
アンソニーはわずか10試合に出場した後、チームを離れることになりました。
そしてウェストブルックの場合は、トレード後に機能不全に陥るだけでなく、アンソニーと異なり4年1億7,100万ドルの契約を抱えなければなりません。
今年の5月、ロケッツのオーナーであるティルマン・ファティータ氏は、「より良いチームになるためならば、必要なことは何でもする」と語りました。
しかし、現状でロケッツが見せた大きな動きはありません。
それでも、その言葉に忠実になるあまりウェストブルックを獲得するというのは、ロケッツにとって自滅行為となりかねないでしょう。