クリーブランド・キャバリアーズのフォワード、セディ・オスマンの将来は明るいと言えるでしょう。
『Cleveland.com』のクリス・ヒョードル氏によれば、キャバリアーズと24歳のオスマンは4年3,080万ドルの契約延長を結びました。
情報筋によれば、新たな契約は875万ドルから始まり、シーズンが進むにつれてサラリーは減少し、4年目は非保証と、チーム側にかなり有利な契約となっています。
しかし、オスマンは自身が受け取るお金よりも、チームで居場所が保証されていることを望んでいました。
「本当にホームに居るような気がする。僕はただ自分の居場所が欲しかっただけなんだ。ここに居ることも、組織も大好きだ。コーチや組織、チームメイトとの素晴らしい関係がここにあって、僕は幸せだよ。4年間、僕はここで学び、成長することができる。ここに長く居ることができて幸せだ」
オスマンのおかげで、キャバリアーズはコリン・セクストンやダリアス・ガーランド、ケビン・ポーターJr.、ディラン・ウィンドラーといった若い選手たちの、いずれやってくる契約延長での金銭的な柔軟性を維持することができます。
チームメイトでベテランのケビン・ラブは、若きオスマンの契約延長を称賛しました。
[kanren postid="15399"]「優勝する可能性のあるチームに加入しても、最初は怖くて、消極的で、あまり時間がない状況から始まることになる。でも、彼はレブロン(ジェームズ)の近くに居て、早くから多くのことを教えてくれるチームに居ることができた。それは彼にとっても良かったことだね。今はもっと自信に満ちた選手になった。(契約延長が結べて)良かったよ」
オスマンは契約延長を結んだ後、自身のルーキーイヤーを振り返り、それを「素晴らしいもの」と言いましたが、役割が明確でなかったために「簡単ではない」とも認めました。
「ルーキーイヤーが、キャブズとの長い旅の大部分を占めていたね」
オスマンはルーキーイヤーの2017-18シーズン、11.0分間の出場で平均3.9得点に終わり、プレイオフでもほとんど出場の機会はありませんでした。
しかし、ジェームズがロサンゼルス・レイカーズへ移籍すると、2018-19シーズンは先発選手として起用されるようになり、1試合の平均得点を10点近くアップさせ、オールスターブレイクで開催されるライジング・スターズの一員としてもプレイしました。
シーズンが終わる頃には、オスマンは自信に満ち溢れており、キャバリアーズもまた彼をチームの中核の一人として見なしていたでしょう。
この夏、オスマンと一緒に時間を過ごしていたジョン・ベイレイン・新ヘッドコーチは、オスマンについて次にように語りました。
「毎日練習に励むタイプの若手で、調整することも少なく、選手としても成長している。私がここで彼をコーチングしたのは1ヶ月だけど、それが本当に際立っていたよ」
オスマンは自分自身をもっと改善できると信じており、ベイレインHCは「彼のキャリアで最も重要なシーズン」と呼んだため、今シーズンは多くの機会を与えられることでしょう。
昨シーズンよりもタレント力の増したキャバリアーズの中で活躍するためにも、オスマンから契約の不安を取り除くことは、彼のプレッシャーを減らす最高の仕事だったと言えます。
オスマンは、こう語りました。
「より重要なことは、(契約の話を)今すぐ終わらせて、頭をスッキリさせ、バスケットボールとキャブズに集中することだ。僕は、僕たちの目の前に明るい未来があると信じているよ」
オスマンが10代の頃から、キャバリアーズは彼のスカウトを続け、証明された選手へ成長したと感じた瞬間に、彼に賭けました
2015年のドラフトでミネソタ・ティンバーウルブズが2巡目全体31位で指名し、キャバリアーズがトレードでオスマンを獲得した時、彼がキャバリアーズでここまでの選手に成長できると、誰が感じたでしょうか?
トルコで育ったオスマンは、今やクリーブランドで成長を続け、チームメイトとも親密な関係を築き、多くの人々に認められるようになりました。
オスマンはキャバリアーズが育成に成功した物語の一つであり、その物語はまだ今後数年間続いていくようです。
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