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スパーズでの起用法に困惑も、前向きな姿勢を見せるデマーレイ・キャロル

2019年の夏にサンアントニオ・スパーズと3年2,100万ドル相当の契約を結んだデマーレイ・キャロルは、チーム内で標準的な役割を期待していましたが、現実は異なっています。



キャロルは過去2シーズン、ブルックリン・ネッツで計140試合で平均27.7分間に出場しましたが、スパーズの一員として迎えた今シーズンは、平均10.9分の出場時間しか与えられていないどころか、チームの半分の試合にも出られていません。

『The San Antonio Express-News』のジェフ・マクドナルド氏によれば、キャロルはスパーズでの自身の起用法について驚きを受け、「こんなことは考えていなかった」と語りました。

「色々なチームと対戦するたびに、ここでプレイするのはどんな感じか聞かれる。でも僕には分からない。答えられないんだ。僕にできるのは、(出場する)準備をしていることだけさ。リーグで自分の地位を確立し、(スパーズでも)再び自分を確立する。確かに難しいことだ。これは新たな壁となっている。僕は戦い続けなければいけない」

12月3日(日本時間4日)のヒューストン・ロケッツ戦以降、一度も出場できていないキャロルですが、本来はスパーズが夏に焦点を当てていたフリーエージェントの一人でもありました。

フリーエージェントの市場が解禁されて90分も経たないうちに、両者は合意に至ったからです。

スパーズがマーカス・モリスと契約するために、ダービス・ベルターンスをトレードしなければならなかったことがよく話されますが、スパーズはベルターンスよりもキャロルを選んだという方が本質的には正しいでしょう。

そういったことを考えると、スパーズがキャロルを起用しないのは驚くことですが、ルディ・ゲイ、マルコ・ベリネリ、ロニー・ウォーカーがローテーションで起用されているのは事実です。

スパーズのグレッグ・ポポビッチ・ヘッドコーチは、キャロルについて次のようにコメントしました。

「彼のポジションでは、彼よりも前に数人の選手が居る。彼が出場時間を得るのは大変だが、私が求めたことを全てやってくれたところはプロフェッショナルだったよ」

キャロルの素晴らしいところは、自身の起用法に失望しているにも関わらず、出場時間に不満を言うことも無ければ、トレードを要求するのでもなく、前向きな姿勢を保とうとしているところです。

キャロルは「チャンスがいつ来るかは分からない」と語りました。

「誰かが怪我をしたり、トレードされたりするかもしれないけど、それは問題ではない。準備ができている必要があるんだ。自分に戻ってくるから、悪い感情は持たない。ポップ(ポポビッチHC)がコーチで、やりたいことをやる。彼に求められれば、すぐにプレイする準備をしないといけないんだ」

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