ドリュー・ホリデーが在籍するニューオーリンズ・ペリカンズと、ジャスティン・ホリデーとアーロン・ホリデーが在籍するインディアナ・ペイサーズが12月28日(日本時間29日)に対戦し、ついに”ホリデー3兄弟”が同じ試合に出場するという新たな歴史が生まれました。
『Elias Sports Bureau』によれば、同一試合に3兄弟が出場したのはNBA史上初めてのことです。
ドリューとアーロンが先発出場した後、第1クォーター残り5分13秒にジャスティンがコートに入りました。
ペリカンズが120-98でペイサーズに勝利した後、兄弟とジャージーを交換したドリューは、兄弟全員で同じコートに立てたことについて次のように語りました。
「楽しかった。家族全員が、その瞬間を共有するためにここに居る。自慢するつもりは無いけど、良い気分だよ」
3兄弟と言えば、12月19日(同20日)のロサンゼルス・レイカーズ対ミルウォーキー・バックス戦で、ヤニス・アデトクンボ、タナシス・アデトクンボ、コスタス・アデトクンボが出場する機会がありましたが、その時に出場したのはヤニスだけでした。
ドリューはその試合に何も賭けていなかったものの、(勝利を)自慢するためにディナーにステーキでも食べようかとジョークを言いました。
兄弟の両親であるショーン・ホリデーさんとトーヤ・ホリデーさんは、ペリカンズの反対側のコートサイドに座って兄弟の試合を観戦し、ショーンさんはジャスティンがドリューをディフェンスする場面を、ビデオで録画していました。
ショーンさんは試合前、3人の息子が同じ試合に出場することについて、「ありがたいこと」と語っています。
「他に言いようがない。これ以上の言葉は無いよ。(息子が)子供の頃は想像もできなかった。それもこんな(NBAの)レベルで実現するなんて、衝撃的なことだよ」
「彼らが楽しんでいるのを見るだけで、私たちは嬉しい。私たちの最高の喜びは、彼らを見ることだからね。彼らは互いにプレイしたり、一緒に居ることを楽しんでいる。全員がコートに立てば、楽しいだろうね」
3兄弟がコートに立つのはローテーションの問題もあって遅くなりましたが、それでも第3クォーター残り4分54秒に実現しました。
この時、本来であればドリューはベンチに下がる予定でしたが、彼はペリカンズのアルビン・ジェントリー・ヘッドコーチに対し、もう少しコートに残してもらうように頼んだと言います。
「僕は彼に残りたいと言ったんだ。本気で、そういった時間を一緒に過ごしたかった。年齢が違ったから、僕たち3人は一緒にコートに立ったことが無いんだ」
試合内容としては、アーロンが4本の3ポイントシュート成功を含む両軍最多の25得点を記録し、ドリューが20得点、7アシスト、ジャスティンが4本のショットを全て外して無得点に終わりました。
そして何より、ドリューは勝利できたことを喜びます。
「本当にやりたかったことは、良いプレイをすることだけさ。勝ててよかったよ」
ホリデー3兄弟の次の対戦は、2月8日(同9日)にペイサーズのホームで行われます。
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