ワシントン・ウィザーズは2月24日(日本時間25日)のミルウォーキー・バックス戦で、延長戦の末に137-134と惜しくも敗れたものの、リーグ首位の相手に大健闘を見せました。
その理由の一つは、ウィザーズのブラッドリー・ビールが55得点と圧巻のパフォーマンスでチームを牽引したからでしょう。
偶然にも、この日はコービー・ブライアントの告別式が行われ、昨日のシカゴ・ブルズ戦でも53得点を記録していたビールは、2007年3月のブライアント以来初めて連戦で連続50得点以上を記録した選手となりました。
試合後、ビールはその記録について「クレイジーなこと」と語ります。
「それがコービーだったんだよ。それが彼の意欲であり、今日の告別式がその気持ちと涙を蘇らせたんだ」
しかし、一つの偉業を達成した一方で、ビールはチームの勝敗を左右したかもしれないパスを後悔しているようです。
それは、同点で迎えた第4クォーターの最終局面で、ビールが八村塁へ送ったパスのことでした。
パスを受け取った八村はリバースレイアップを試みたものの、バックスのブルック・ロペスにブロックされ、延長戦へもつれることとなりました。
WHAT A BLOCK.#FearTheDeer pic.twitter.com/sGLQ7Ax05l
— Milwaukee Bucks (@Bucks) February 25, 2020
ビールはこの時の状況について、次のように語っています。
「ルイはワイドオープンだった。彼に速いパスを出すべきだったよ。僕は彼にロブ気味のパスを出してしまった。だから彼を失敗に追い込んでしまったんだ」
勝利にこそ繋がらなかったものの、チームを牽引するパフォーマンスや、勝敗の責任が自身にあると主張するビールの姿は、やはり彼がスターであり、今のウィザーズの大黒柱であることを再認識させらるでしょう。