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シーズンが再開しても一部のコーチはベンチ入りが制限される?

先日の理事会の投票により、NBAの2019-20シーズンは7月31日に再開することが決定しました。

しかし、新型コロナウイルスに対する健康や安全は、リーグが引き続き注意を払っていかなければならないことです。

特に、年配のコーチやスタッフをどうするのかは重要な問題の一つであり、新型コロナウイルスの感染リスクは65歳以上の者がより高いと言われてきました。

『AP』のティム・レイノルズ記者によれば、NBAコミッショナーのアダム・シルバーは木曜日のインタビューで、特定のコーチは保護のためにベンチ入りができない可能性があることを示唆しました。

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シーズン再開に含まれた22チームのうち65歳以上のヘッドコーチは、サンアントニオ・スパーズのグレッグ・ポポビッチHC(71歳)、ヒューストン・ロケッツのマイク・ダントーニHC(68歳)、ニューオーリンズ・ペリカンズのアルビン・ジェントリーHC(65歳)が当てはまります。

ポートランド・トレイルブレイザーズのテリー・ストッツHCも62歳、ダラス・マーベリックスのリック・カーライルHCも60歳と近く、この年齢層に当てはまるアシスタントコーチも決して少なくありません。

ただ、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によれば、カーライルHCはシルバーと話し合いを行い、シルバーが一部コーチのベンチ入りの制限が飛躍した話であったことを認めたことを明かしました。

「私がアダム・シルバーと話し合ったところ、彼は『TNT』での発言が早計であったことを認めた。コーチの健康や安全は何よりも重要だが、60代や70代のコーチでも30代や40代の人々より健康である可能性は十分にある。年齢だけで考えてはいけない。アダムは全てのコーチにとって安全で公平なアイデアが何かを判断するため、協力していくと約束してくれた」

コーチングスタッフの健康や安全も最重要な問題の一つですが、高齢のコーチにそれほど過保護になる必要はない…というのが、初期の兆候だと言えるでしょう。

ダントーニHCやジェントリーHCも『ESPN』に対し、マスクの着用は強制されるべきではないと主張しています。

また、『ESPN』のラモーナ・シェルバーン記者によれば、ジェントリーHCは危険を承知の上でもコーチングを行いたいとコメントしました。

「危険を冒していることは理解している。それでも、私は自分のチームと一緒に仕事がしたいんだ。彼らはそのために私を雇ったんだからね」

シルバーやコーチのコメントから分かるように、コーチのベンチ入りについては議論の余地がまだまだ残されています。

リーグはシーズンを再開させる日程こそ決定したものの、コートの内外でどのような取り組みを行うのかといった詳細は決まっていないだけに、手放しで喜べるのはまだ先の話となるでしょう。

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