2013年から2018年にかけてクリーブランド・キャバリアーズのアシスタントコーチを務めてきたフィル・ハンディは、レブロン・ジェームズ、カイリー・アービング、ケビン・ラブのトリオが、2014年から2017年にかけてチームをイースタン・カンファレンスの王者に導いてきたことを見届けてきました。
その中には歴史的な2016年の優勝もありますが、一方で2017年にはアービングがチームにトレードを要求して移籍するという出来事もありました。
ジェームズとアービングの関係は、主にジェームズを中心とした報道の影響によって、時にギクシャクしていると噂されることもありました。
しかし、ハンディは『ClutchPoints』のトメル・アザリー記者とのインタビューの中で、ジェームズとアービングの本当の関係についても語っています。
「私の意見では、2人は史上最高のコンビの一つだ。彼らは互いの関係を理解していた。どちらもボールを手に持つ必要があったから、彼らは互いに影響を与えずにプレイする方法を見出した。(当時のキャバリアーズのヘッドコーチである)タロン・ルーはそれをうまく管理し、彼らを成功に導くことができた。彼らはとても仲が良かったんだ。
人々は常に、優れた選手と別の優れた選手を対立させようと、物語を作っていると思う。しかし、ブロンは加入した時に”自分がここに居るのは、チームメイト全員を助けるためだ”と考えていた。それこそが、彼が見せてきた態度であり、カイリーもそれを受け入れたため、成功したんだ。あと数年は続いてほしかったよ」
昨年、アービングは自分自身がリーダーになることを望んだためにトレードを要求し、それを行っているジェームズの苦労を理解していなかったことを明かしました。
結局のところ、トレードの要求はアービングの向上心のようなものであり、ジェームズとアービングは良好な関係を築いていたということです。