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国境超えに懸念のラプターズ、ニック・ナースHCは「最終的な決断を下していない」

NBA全30チームの中で唯一本拠地をカナダに置くトロント・ラプターズは、今後の日程に関して懸念を持っています。

ラプターズは新型コロナウイルスが収束していない中で、アメリカからカナダへ、あるいはカナダからアメリカへの渡航が必要であるため、その許可を取ること自体は難しくなかったとしても、渡航後に隔離期間などが設けられる可能性があります。



NBAの今後の暫定的な日程としては、7月7日のシーズン再開に向けて各チームがオーランドへ出発するまでの間に、選手の招集やトレーニングキャンプが行われます。

しかし『AP』のティム・レイノルズ記者によれば、ラプターズのニック・ナース・ヘッドコーチは、国境超えの懸念によって招集やトレーニングキャンプの最終的な決定が下されていないことを明かしました。

「招集の日付や、我々がどこに向かうのか、そういったことについてはまだ最終的な決断を下していない。できる限り安全に進めるため、両国での計画は立てている。これは我々にとっての最優先事項だ」

レイノルズ記者によれば、ラプターズの一部の選手は現在カナダのトロントに居るものの、それ以外の選手はアメリカに滞在しているようです。

そして現在はカナダ政府の規制によって、入国者には14日間の隔離期間が必要とされています。

選手たちもこれに当てはまるとすれば、1~2週間のワークアウトのために2週間の隔離期間を受け入れてカナダに入国するのは、あまり良いとは言えないでしょう。

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