NBAはシーズンを再開させながらも”Black Lives Matter”の抗議運動を支持すべく、選手が着用するジャージにメッセージを記すことを認めました。
しかし、これはリーグが決定した29のメッセージから選ぶ必要があり、フィラデルフィア・76ersのマイク・スコットはその計画に不満を抱いています。
『ESPN』のティム・ボンテンプス記者によれば、スコットは月曜日の行われた記者団との電話会談の中で次のように語りました。
「リーグはジャージの後ろに付ける名前やフレーズを教えてくれた。酷いものだよ。選手たちに意見を述べる機会を与えず、選べるリストを与えただけだからね。
言いたいことを書いたり、投稿したり、ジャージの後ろに付けたりするのではなく、これではただやっているだけ。これで何かが止まるとは思えない」
スコットのチームメイトであるジョシュ・リチャードソンも、リーグが正しいことをしようとしていることには理解を示すものの、やはり彼らの意見だけでは限界を感じると語っています。
「良いことをしようとしているのだろうけど、人の考えや発言を15~20のリストに制限するのは難しいと思う」
オーランドに向かうチームの選手だけでも300人を超える中、リーグが決めた29のメッセージから選ぶことになれば、全員が全員の言いたいことを反映しているとは言い難いでしょう。
とはいえ、公の場に立つ以上は、過激なメッセージも控えなければなりません。
その点で言えば、ボストン・セルティックスのジェイレン・ブラウンは、選手がリーグにメッセージを提案する許可制を望んでいます。