ポートランド・トレイルブレイザーズのパワーフォワードであるザック・コリンズが怪我から復帰することによって、カーメロ・アンソニーは長年慣れ親しんだスモールフォワードに戻ることができるようになります。
『NBA.com』のケイシー・ホルダール記者によれば、アンソニーは自身がスモールフォワードとしてチームに貢献できることに「満足している」と語りました。
「3番のポジション(スモールフォワード)でプレイできるようになるのは良いこと。僕はずっとそのポジションでやってきたから、とても満足しているよ。ここ数年は4番のポジション(パワーフォワード)に移行しつつあった。チームのスモール化があったから、それも有利ではあったけどね」
とはいえ、アンソニーはポジションに囚われすぎないことも語っています。
「今の試合ではポジションの概念が無いと思う。だから3番でプレイしようと、4番でプレイしようと、どちらに重点を置いても関係ない」
今シーズン、36歳のアンソニーは50試合(平均32.5分)に出場し、平均15.3得点、6.3リバウンド、1.6アシストを記録しました。
また、アンソニーはシーズン再開を辞退したチームメイトのトレバー・アリーザについても、次のように語っています。
「トレバーが居なくなってしまうのは寂しい。特にこうした時期は、彼のようなベテランの立場やリーダーシップが発揮されることになるからね。ここで僕たちが成し遂げようとしていることに、経験が大きく関わってくるのは誰もが知っていること」
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ブレイザーズのトレバー・アリーザがシーズン再開不参加
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現在、トレイルブレイザーズはウェスタン・カンファレンス9位につけており、同8位のメンフィス・グリズリーズとは3.5ゲーム差が離れています。
今のところ、プレイオフ圏外のチームで最もプレイオフに近いのはブレイザーズですが、グリズリーズと4.0ゲーム差以上が付けばプレイイン・トーナメントの資格が得られないこと、ウェスト10位のニューオーリンズ・ペリカンズと同率であることから、オーランドでの戦いは予断を許さない状況が続くでしょう。