今シーズン、フィラデルフィア・76ersの若き2人のスターであるジョエル・エンビードとベン・シモンズの相性を疑問視する声が、しばしば聞こえるようになりました。
開幕前の期待とは裏腹に、チームがイースタン・カンファレンス6位で戦っていること――エンビードとシモンズが一緒に出場している時のネット・レーティング(100ポゼッションあたりの平均得失点差)がわずか+0.9ポイントであること――両者ともボールを持ったときに優れた能力を発揮する一方で、3ポイントシューターとしては機能しないこと――これらの事実を考えれば、彼らに懐疑的になるのも無理はないでしょう。
今年のトレード期限にはエンビードが放出されるという噂も取り上げられ、アンタッチャブルのような存在であった76ersのスターデュオがどこまで続くかは、もはや誰にも分かりません。
それでも、エンビードはシモンズと共にキャリアを歩んでいくことを望んでいるようです。
『Hoops Hype』のフランク・ウービナ記者によれば、エンビードはシモンズとの共存について次のように語りました。
「僕たちはたった3年間しかプレイしていないから、ポテンシャルを秘めている。僕は彼のことが大好きだし、僕たちは今よりも上を目指せると思うから、残りのキャリアも彼と共に過ごしたい。他の選手とプレイしたって意味が無い。彼は残りのキャリアも一緒にプレイしたいと思える選手なんだ」
「僕は彼を助けるために何をすべきか理解している。彼がフルコートでボールを持てば、誰も彼を止めることはできない。相手を突破して得点を挙げるか、別の選手を見つけるだけさ。僕は外に開くことで、彼に突破のスペースを与えることができる。そして彼が止められる時は、シュートを打つ準備をしておけばいい」
結局のところ、エンビードとシモンズが76ersでプレイする時間は続くかもしれません。
エンビードは2023年まで、シモンズは2024年まで契約が保証されており、彼らをトレードするよりもアル・ホーフォードやトバイアス・ハリスをトレードした方が、76ersが公正価値を取り戻すために負うリスクは少ないからです。