今年3月に新型コロナウイルスの影響でシーズンが中断される前、稀代のエンターテイナーとも称されるランス・スティーブンソンがインディアナ・ペイサーズと契約間近であったことを、『Forbes』のアダム・ザゴリア記者が伝えています。
30歳のスティーブンソンは、昨年8月に中国リーグ(CBA)の遼寧衡業フライングレパーズと1年400万ドルの契約を結んでいました。
本来であれば、スティーブンソンはペイサーズへキャリア3度目の加入を果たしていたでしょう。
しかしザゴリア記者によれば、スティーブンソンの代理人であるレジー・ブラウンは、海外でプレイしていた選手がオーランドでのシーズン再開に参加する資格を持たないことを明かしました。
「我々は3度目の加入となるペイサーズへの復帰に向けて真剣に話し合っていた。ペイサーズと中国のチームの間でバイアウトの金額が提示され、(移籍の準備は)99%整っていた。その後、パンデミックが起こり、NBAはバブルに復帰する22チームに海外選手の参加を認めないことにした。昨シーズンや今シーズンに、NBAやGリーグでプレイした選手だけを認めたんだ」
スティーブンソンはCBAで平均26.7得点、7.4リバウンドと素晴らしいスタッツを残し、昨シーズンもロサンゼルス・レイカーズのベンチプレイヤーとして68試合に出場していました。
もしスティーブンソンがシーズン再開後にプレイすることを認められていた場合、多くのチームが彼の獲得に関心を示し、決して見逃せない補強となっていたはずです。