7月上旬に右手親指の骨折の手術を受けたロサンゼルス・レイカーズのラジョン・ロンドは、9月4日(日本時間5日)に行われたヒューストン・ロケッツとのカンファレンス準決勝第1戦で復帰を果たしました。
しかし、ロンドは25分間の出場でフィールドゴール9本中3本成功の8得点、4ターンオーバー、そしてプラスマイナスでは-10ポイントに終わり、シーズン中断後では初の試合にも関わらず彼に対する評価は厳しいものがありました。
そして試合後、ロンドが記者団と話をすることはありませんでした。
代わりにロンドの重要性を説いたのは、ニューオーリンズ・ペリカンズ時代にもチームメイトだったアンソニー・デイビスでした。
『ESPN』のデイブ・マクメナミン記者によれば、デイビスはレイカーズがロンドを起用する理由について、プレイメイキングによって「レブロン・ジェームズに休息を与えることができる」と語っています。
「彼(ジェームズ)は他の選手ためにプレイを作って攻めようとしている。だからロンドが居れば、ブロンは自分のオフェンスに取り組むことができるようになるんだ。ロンドもペイントに侵入して状況に応じたプレイができるから、彼を起用するのは僕たちにとって有益なこと。
彼をチームに順応させ、コンディションを元の状態に戻すだけさ」
デイビスはロンドがすぐにチームに順応できると信じています。
「彼は素晴らしい選手であり、非常に頭脳明晰だから、試合のことをよく理解している。チームに順応するのに時間はかからないと思うよ。今日も何本かショットを決めてくれたし、良いプレイもしてくれた」
ただ、結果としてレイカーズは112-97で試合に敗れました。
レイカーズがシリーズを突破するには、ロンドがただの”つなぎ役”として機能するだけではなく、彼がコートに立っている間もできる限り厄介な選手でいることが求められるでしょう。