キャリア3年目を終えたデンバー・ナゲッツのガードであるモンテ・モリスは、今年のオフシーズンに契約延長を結ぶ資格を得ることになります。
『Denver Post』のマイク・シンガー記者とのインタビューで、モリスはナゲッツとの契約延長を望んでいることについて「誰にも秘密にはしていない」と語りました。
「ここで契約延長を結びたい。デンバーが大好きなんだ。組織からコーチ、設備、全ての人に至るまで大好きなのさ。いつまでもデンバーに居たい」
Denver Post
25歳のモリスは、特に過去2シーズンで信頼性の高いバックアップのポイントガードとしての地位を確立し、計155試合(平均23.3分)の出場で平均9.7得点、3.6リバウンド、2.1アシスト、フィールドゴール成功率 47.8%、3ポイントシュート成功率 39.8%、フリースロー成功率 82.4%を記録しました。
モリスの2020-21シーズンの契約は、ミニマムサラリーの166万ドルの未保証契約となっていますが、彼のチームへの貢献を考えると、この契約が保証されるのは間違いないでしょう。
シンガー記者によると、ナゲッツとモリスは契約延長について双方に関心を持っているようですが、現時点で何らかの交渉が行われたかどうかは不明のようです。
もし交渉を行う場合、モリスの価値――すなわち、彼の契約金がどれほどの規模になるのか、双方で合意点を見つける必要があります。
ミニマムサラリー・プレイヤーであるモリスの場合、契約延長で結べる初年度のサラリーの額はリーグの平均サラリーの120%になるため、最大で4年5,120万ドル相当になると予想されます。
既にニコラ・ヨキッチ、ジャマール・マレー、ゲイリー・ハリスだけで約8,000万ドルの契約を結んでいるナゲッツにとっては、モリスとの契約に多くのサラリーを割くことは本意ではないかもしれません。
しかし、シンガー記者によると、ある関係者はモリスとの新たな契約が少なくとも年間600万ドルでは”不十分”であると語っているようです。
シンガー記者は、ベテランのポイントガードであるジョージ・ヒルや、タイアス・ジョーンズのような年間900万ドル相当の契約が妥当であると指摘しました。
幸いにも、ナゲッツはモリスとの契約延長を焦る必要がありません。
今年2月のメンフィス・グリズリーズとディロン・ブルックスがそうであったように、モリスとの契約延長もシーズン再開後に結ぶことができるため、時間をかけて彼との交渉を進めればよいでしょう。
ただし、2020-21シーズンを終えるまでに契約延長を結ばなかった場合、モリスは2021年のオフシーズンにフリーエージェントを迎えることになります。
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