このオフシーズンに起きたフリーエージェント契約の最大の話題の一つといえば、シャーロット・ホーネッツとゴードン・ヘイワードが4年1億2,000万ドルの大型契約を結んだことでしょう。この大型契約は多くの人々に衝撃を与えましたが、興味深いことに、ホーネッツもヘイワードを獲得できたことには驚いていたようです。
『Charlotte Observer』のリック・ボンネル記者によれば、ホーネッツのバスケットボール運営部門のミッチ・カプチャック代表は「我々がゴードンほどのフリーエージェントを獲得できる立場にあるとは思わなかった」と語りました。
「彼の獲得を狙えないと思っていた時もあった。彼がシャーロットを選んでくれて本当に感激している。彼には多くの選択肢があったからね」
Charlotte Observer
2017年のオフシーズンにボストン・セルティックスへ移籍して以降、3年間で自身の市場価値が下落したヘイワードは当初、約3,400万ドルの2020-21シーズンのプレイヤーオプションを行使してチームに残留すると思われていました。ヘイワードがオプションを破棄してフリーエージェントになることが報じられた後でさえ、彼がホーネッツに移籍する決断を下すとは思われていませんでした。ホーネッツは今年のNBAドラフトでラメロ・ボールを全体3位で指名しましたが、だからといってフリーエージェントにとって魅力的な移籍先に変わったわけではなく、来季のプレイオフ争いに加わることができるかどうかも疑問であったためです。
実際、2週間前にもホーネッツはフリーエージェントで大規模な契約を考えていないことを示唆していました。ボンネル記者によると、ホーネッツの幹部の一人はトレードを中心に優れた選手を獲得することを語っていたためです。そして、状況に応じてフリーエージェントで補強を行うことを明かしていました。ボンネル記者は、その補強がチームのニーズに応じた小規模なものであるだろうと指摘していました。
ヘイワードの怪我の経歴を考えると、30歳のフォワードと大規模な契約を行ったことに対する懐疑的な意見は少なからずあります。しかし、カプチャック代表は「我々の健康診断に合格した」と語り、ヘイワードの健康状態に一切の懸念を抱いていないことを明かしています。
「彼はNBA選手の中では良い年齢だし、コンディション管理もしっかりしている。今後4年間、彼が健康でいられないと感じる理由が無い」
Charlotte Observer
ヘイワードの加入が来季のホーネッツをどこまで導けるかは分かりません。ただ、カプチャック代表はヘイワードと契約を結ぶ機会に飛びつき、それを成立させたことが正しかったと信じています。
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ホーネッツにとってゴードン・ヘイワードとの4年1億2,000万ドルの契約は最善の決断なのか