タロン・ルーがクリッパーズの指揮官になったのは、カワイ・レナードやポール・ジョージに対する優遇措置をやめるため?

ロサンゼルス・クリッパーズは2018-19シーズンにスター選手が居ないロスターでプレイオフ進出を決めた後、2019年のオフシーズンにカワイ・レナード、ポール・ジョージといった2人のスター選手と契約を結びました。当初、クリッパーズはこれまでのロスターにスターが加わることによって、優勝争いに参戦できることを期待していました。

しかし蓋を開けてみると、クリッパーズは2019-20シーズンを通じてコート内外でケミストリーの問題に直面し、最終的に彼らはプレイオフのカンファレンス準決勝で姿を消すことになりました。ケミストリーの問題で最もよく知られているのは、レナードとジョージに対するチームの優遇措置です。

The Athletic』のヨハン・ブハー記者によれば、レナードとジョージはチームの練習と移動の日程に影響を与える権限を持っており、チームメイトは試合の出場時間さえも彼らが決定することができたと信じているようです。また、レナードはサンディエゴに住み、そこから通勤することを許されていたため、チームのフライトに遅れることもあったようです。

ある球団関係者は「そのようなやり方でどうしたら強いチームを作れるというんだ?」と皮肉的なコメントを残しました。

「我々は最初から”おしまいだ。カワイが優遇措置を求めすぎている”と感じていたよ」

The Athletic

それでもクリッパーズの選手の多くは、レナードが過去に2度のファイナルMVPに輝いた実績を尊重し、彼に対する優遇措置をある程度は受け入れていたようです。しかし一方で、ジョージに対する優遇措置はさらに深刻な問題でした。複数のリーグ関係者によると、一部のチームメイトの間では、ジョージがプレイオフで成し遂げた実績について疑念を抱いていたようです。クリッパーズにとって昨季の最後の試合となったカンファレンス準決勝 第7戦で、ジョージとモントレズ・ハレルがベンチで口論に至ったことは、選手の不満が表れた代表的な例の一つであったと言えるでしょう。

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結局のところ、レナードとジョージに与えられた多くの優遇措置によって、特に過去2シーズンでクリッパーズの選手たちが身につけてきた前向きなカルチャーは破壊されようとしていました。それが真実であるとするならば、クリッパーズはスター選手とそうでない選手の格差を埋めなければ、来季も成功することは難しいでしょう。

そのための一歩として踏み出したのが、タロン・ルーHC(ヘッドコーチ)の就任だとされています。彼は過去にクリーブランド・キャバリアーズでレブロン・ジェームズを指揮した経験もあるため、スター選手に責任を負わせる能力を備えています。関係者によれば、ルーHCはレナードやジョージの特定の要求や基準をやめさせ、彼らにチームメイトの模範となるように働きかけるつもりであるとされています。

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