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2019年のクリッパーズとカワイ・レナードの契約に疑惑、リーグが調査へ

2019年にロサンゼルス・クリッパーズとスターのカワイ・レナードが契約を結んだ経緯について、リーグが調査を始めたことを、『The Athletic』のサム・アミック記者が報じています。

レナードの叔父にあたるデニス・ロバートソン氏の親友であり、高校時代にはチームメイトでもあったジョニー・ウィルクス氏が、クリッパーズのコンサルタントを務めているジェリー・ウェストに対して250万ドル以上の支払いを要求する訴訟を起こしていることを、月曜日に『TMZ』が報じたことが事の発端です。ウィルクス氏は、クリッパーズとレナードが契約合意に至る手助けをしたにも関わらず、同意された報酬が支払われなかったと主張しました。

ウィルクス氏はまた、レナードと契約を結ぶためにポール・ジョージをトレードで獲得する必要があると助言を与えたほか、契約交渉をするにあたって”極めて重要な”情報をウェスト氏に提供したことも主張しています。

これに対し、クリッパーズ側はウィルクス氏の主張を否定する声明を発表しています。

ジョニー・ウィルクス氏が起こした訴訟は不正確な点が多く、主張には根拠がありません。クリッパーズはNBAの調査に全面的に協力しています。

ウェストは『TMZ』の広報担当者を介して、ウィルクス氏の主張を否定しました。

「提訴される覚えはない。カワイ・レナードとの契約に関して、不正な行為を行ったことを否定する」

レナードは12月17日(日本時間18日)に行われたユタ・ジャズとのプレシーズンの一戦を終えた後、今回の契約の疑惑について記者団に質問を受けました。彼もまた、ウィルクス氏の主張について「全く違う」と否定のコメントを残しています。

「僕の移籍とは関係のない話。誰かが僕の決断に影響を与えたわけではない。僕はロサンゼルスで生まれ育ってきた。人々は(間違った情報などを流して)何らかの方法でお金を稼ごうとする。おそらく今回が最後ではないだろう。そういった人間はたくさん居るからね」

Tomer Azarly

2019年のフリーエージェント以降、リーグはタンパリング(不正契約)などの行為に対して、より厳しい罰則を与えることを発表しています。罰則は最大1,000万ドルの罰金や、将来のドラフト指名権の剥奪などが含まれる場合があります。

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