シカゴ・ブルズとフォワードのラウリ・マルッカネンは、新シーズン開幕の期限までにルーキー契約の延長がありませんでした。これにより、23歳の彼は2021年のオフシーズンに制限付きフリーエージェントを迎えます。
2017年のNBAドラフトでブルズに全体7位で指名されたマルッカネンは、3シーズンで平均16.1得点、7.6リバウンドを記録し、チームの将来を担う選手の一人として契約延長を結ぶことが期待されていました。契約延長が実現しなかった理由があるとすれば、それはおそらくマルッカネンの怪我の経歴でしょう。彼は最初の3年間で怪我に悩まされ、計59試合に欠場しました。
『NBC Sports Chicago』のロブ・シェーファー記者によれば、マルッカネンは長期的な将来が保証されなかったことに悔しさを感じており、それが来季を戦うための「もう一つのモチベーションになる」と語りました。
「それが主な理由ではないけど、チームが僕に求めていることをもっと熱心に取り組もうと火が付いたよ」
「契約延長を結びたいと思っていたから、がっかりしたのは確かだ。だけど、そうなってしまったのなら仕方ない。僕らは前進しているし、僕はこのチームに100%コミットしている。どうなるかはこれからさ」
マルッカネンは契約延長の交渉が順調ではなかったと付け加えています。
「この数日間で(自分の代理人と)何度も話し合ったけど、(ブルズのオファーは)自分が思うようなものではなかった。だから、開幕戦に向けて集中することにしたんだ」
ルーキー契約の延長において、ブルズ側が提示した金額が選手の希望に沿わなかった出来事は過去にもあります。それは2014年のジミー・バトラーとの契約延長交渉でした。シェーファー記者によれば、当時のブルズは年俸400万ドル程度の延長をバトラーに提示したようです。バトラーがそのオファーを断った後、最終的にブルズとバトラーは翌年のオフシーズンに5年9,000万ドルで再契約を結びました。
マルッカネンはまた、ブルズのビリー・ドノバン新HC(ヘッドコーチ)の下での自身の役割について語りました。
「もっとプレイしたいけど、チームが必要とすることは何でも受け入れる。…正直、出場時間がどうなるかは分からないし、それは彼(ドノバンHC)に聞くことだと思う。僕らは出場時間についてまだ話し合っていないからね」
マルッカネンはキャリア4年目となる2020‐21シーズンに、自身を証明しようと闘志を燃やしています。少なくとも彼の意欲的な姿勢は評価されるべきであり、この1年間の彼の活躍にブルズの首脳陣は注目しておく必要があるでしょう。
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