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”Playoff P”を嘲笑されて以降、本来の姿を取り戻しているポール・ジョージ

2018年のプレイオフ――オクラホマシティ・サンダーに所属していたポール・ジョージは、当時ルーキーだったドノバン・ミッチェル擁するユタ・ジャズと1回戦で激突し、初戦ではプレイオフの球団新記録となる8本の3ポイントシュート成功を含む36得点、7リバウンドと格の違いを見せつけました。

そしてジョージが試合に与える影響の大きさから、彼には”Playoff P(プレイオフ・P)”という新たなニックネームがつきました。

しかし、そのような至大なニックネームとは相反して、ジョージは2014年を最後にプレイオフ1回戦を突破したことがありませんでした。



今季からロサンゼルス・クリッパーズでプレイするポール・ジョージは、ダラス・マーベリックスとのプレイオフ1回戦でも不振に苦しむことになりました。

第2戦から第4戦でフィールドゴール47本中10本成功(成功率21.3%)と散々なシュートタッチに終わった後には、バスケットボール殿堂入り選手で「TNT」の解説者も務めるチャールズ・バークレーからは、「”Playoff P”を名乗っているくせに負けまくりだな」と嘲笑されました。

この言葉にはジョージもインスタグラムで嫌悪感を示し、批判を受けて落ち込んでいることも認めました。

しかし、”Playoff P”を嘲笑されて以降、ジョージのパフォーマンスは大きく変わりました。

ジョージは第5戦、第6戦で平均25.0得点、フィールドゴール成功率48.6%、3ポイントシュート成功率40.0%と復調してチームの勝利に貢献するとともに、自身としても2014年以来初となるカンファレンス準決勝進出を決めたのです。

デンバー・ナゲッツとのカンファレンス準決勝でも、第3戦を終えた時点で平均24.3得点、フィールドゴール成功率50.0%、3ポイントシュート成功率45.8%を記録し、特に第3戦ではフィールドゴール18本中12本成功、3ポイントシュート7本中5本成功の32得点と効率的な活躍を見せ、チームを113-107の勝利に導きました。

一度は軽視されたニックネームですが、今のジョージは自身が”Playoff P”である理由を存分に証明していると言えるでしょう。

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  • 翻訳:東山 真

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