ボストン・セルティックスのフォワード、ジェイソン・テイタムは今でこそチームと相思相愛のエースですが、かつての彼はこのフランチャイズを嫌っていました。なぜなら、彼はロサンゼルス・レイカーズのファンとして育ってきたためです。
テイタムは元NBA選手のクエンティン・リチャードソンとの対談の中で、子供時代に憧れた選手がコービー・ブライアントであり、将来はレイカーズでプレイすることを夢に見ていたと明かしました。セルティックスは当時のレイカーズの最大のライバルであったため、テイタムが彼らを嫌う感情は決して不思議なものではありませんでした。
「僕はセルティックスが嫌いだった。レイカーズでプレイしたかったんだ。正直に言うと、ボストンがどこにあるのかも分からなかった。東海岸にあるのは知っていたけど、行ったことは無いし、行くとも思っていなかったからね。だから、ドラフトされた時も変な感じだったよ」
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それでも、テイタムは2017年のドラフトでセルティックスが自身を全体3位で指名したことは正しい決断だったと感じています。
彼は1年目のプレイオフから印象に残るパフォーマンスを見せました。今思えば、彼はこの頃からチームを牽引する存在へと成長する片鱗を見せていたと言えるでしょう。当時のセルティックスは主力のカイリー・アービングとゴードン・ヘイワードを怪我で失っていたにも関わらず、レブロン・ジェームズを擁するクリーブランド・キャバリアーズと対戦したカンファレンス決勝まで進出し、第7戦まで及ぶ激闘を繰り広げていました。
セルティックスを嫌い、フランチャイズの本拠地の場所さえも分からなかったテイタムですが、今や彼はチームにとって絶対に欠かせない選手の一人です。同時に、テイタムも今のフランチャイズに満足しており、今年のオフシーズンには5年1億9,500万ドルの契約延長を結びました。
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