ブルックリン・ネッツは2020‐21シーズンに幸先いいスタートを切っています。開幕戦でゴールデンステイト・ウォリアーズに大勝した彼らは、12月25日(日本時間26日)に行われたボストン・セルティックスとのクリスマスゲームでも123‐95で勝利を収めました。
特にケビン・デュラントとカイリー・アービングのスターデュオは、この試合でも最高のパフォーマンスでチームを牽引しました。デュラントは33分間の出場で29得点、4リバウンド、3アシスト、2スティールを記録。アービングは33分間の出場で37得点、6リバウンド、8アシスト、1スティールを記録し、クリスマスゲームにおけるネッツの選手の最多得点を更新しました。これまでの最多得点は1984年にマイケル・レイ・リチャードソンが記録した36得点でした。
しかし、チームが良い形で2連勝を飾り、個人的にも素晴らしいスタートを切れた状況でも、アービングは全く気を緩めていません。彼は『ESPN』のアリエル・ヘルワニ記者とのインタビューの中で、「自分の期待を超えているわけではない」と語りました。
「僕らは長い道のりが続いていることを知っている。これはただの1試合に過ぎない」
『ESPN』のティム・ボンテンプス記者によれば、アービングは「今季を忍耐強く進めていきたい」と言います。
「急ぎたくはないんだ。僕らが歴史を紡ぐ一部であるなら、僕はその日々を当然のものとは思いたくない。この旅を仲間たちと共有できることに感謝している」
実際、今季のネッツは歴史に名を残す――すなわち優勝争いの希望があるチームでしょう。デュラントとアービングのスコアリング能力は言うまでもなく、彼らの周囲にも優秀な選手が何人も集まっています。
直近4シーズンでチームを3度のカンファレンス決勝に導いたセルティックスのブラッド・スティーブンスHCも、今季のネッツが優勝争いの脅威となることを認めました。
「彼らは(優秀な選手を)つぎ込むことができる。(ネッツは)NBAで最も層の厚いチームであり、間違いなく優勝争いの議論に含まれると思う」
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開幕戦でチーム最多の26得点を記録したカイリー・アービング「今では個人の称賛や目標をあまり気にしていない」